短編2
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無題3(コピペより)

私はいつの間にか部屋に立っていた

その部屋には黒い棺桶が置いてあった、他には何もない。

暗い部屋の真ん中にある棺桶の上に、一人の男が座っていた。

「こんにちは」

彼は私に言う、笑っていた。「こんにちは」、私も彼に言う、私の表情はわからない。

私が立ち続けていると、男の後ろに白い布が舞い降りた、

闇の中、その布は淡い光に包まていた。

「遅れてしまいました」

白い布が言った。それは、白く大きな布を被った人間だった。

目に当たるところが丸く切り取られ、黒い瞳が私を見ている。

中にいるのは少女のようだった、声で解った、

男が低い声で笑った

「発表会はまだ始まっていません」男は棺桶の上から動かない、

「まだ時間はあります」

発表会、

私は思い出そうとする、私はここで何を発表するのだろう、焦る、思い出せない、

「時間はあるのです」

男は言う。私に微笑んでいる、白いお化けの少女は楽しそうに舞っていた、

「待ちましょう、あなたが思い出すまで」

少女は言う、私は黒い棺桶を見つめた、

一つだけ、私は目的を覚えていた、

私の居場所は棺桶の中だった、

私はそこから出て、再びそこに戻るため帰ってきたのだ、棺桶には男が腰掛けている、彼が立ち退かないと、私はそこに入れない。

発表会に参加する資格が無いのだ、

男は低い声で歌い始めた、

白い布の舞に合わせるように、

彼が立ち退かないと、私はそこに入れない。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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