中編4
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効かない効かない

これは10年程前にコンビニで夜勤してた時に同じバイトで知り合った人(男)の元彼(女)の話だ

以下、知り合い→A

元彼→B

とする。

Bは少し後から登場

Aは俺の10個上の人だ、俺達は週に4回はシフトを合わせてた

10個も違うのに話が合うんだよ

いつも仕事もせずに裏でモニター見ながら人間観察やたわいもない変な話をして笑い合っていた

そんな時にAが

「もしこの店内に貞子みたいな奴入ってきたらどうする!?」

って言い出した。

俺「!?」

俺「ジュース補充するとこに隠れる!」

その補充場所は狭いが部屋みたいになってるんだ。

A「俺なら愛想よくいらっしゃいませ〜って目見て言うなぁ(苦笑)」

俺「絶対嘘(笑)」

など話してる内になんとなくだんだん怖い雰囲気になってきた。

店内には誰もいなくなり

二人だけが裏でモニター越しにタバコを噴かしてた。

そんな時にAが「とっておきの怖い話があんねん」

と言ってきた。

俺はその類の話は大好きだ

俺「いい感じの雰囲気だし聞かせてぇや」

とワクワクしてきた。

夜のコンビニで。

A「はじめに、俺には霊感が少しだけある事だけ言っておく」

俺「ほぉほぉ」

A「俺には2年程前に付き合ってた元彼Bがいた、そのBとは色々な所へ遊びに行った、唯一代表的に行ってないと言えるのはBの家だ」

俺「どれぐらい付き合ってたんですか?」

A「1年ぐらいかな、家の場所も大ざっぱにしかしらなかったんだよねぇ」

俺「さすがに1年も一緒にいるのにそれは怪しいですねぇ、Aさんストーカー癖あったりして?」

A「アホか!そんなに女に執着心ないわ!」

俺「じゃあ何でやろ?」

A「理由はだいたいわかってんねん、ってかBから聞いたんや」

俺「ほぉ!?」

以下、A、Bのやりとり。

いつものようにデートの後、駅まで歩きながら送った時の会話

A「なぁ?」

B「ん?」

A「そろそろ家教えてぇや?」

B「…無理やわぁ」

A「もういいやん、一人暮らしなんやろ?」

B「そうや?」

A「やっぱり、怪奇現象が起きるからか?やんな?」

B「そやなぁ…もう慣れたけど、近い内引っ越すから、その時に教える!」

A「なら今から家上がらせてくれや!もうすぐ住まんくなるんやっらいいやんか!?」

B「えー、言わんかったらよかった…」

A「俺も少しは霊感あるんやし、何かの役にたてるかもしれんやろ?ワクワク」

B「…しゃーないなぁちょっとだけやで!泊まるのは無理やし!」

A「よっしゃー酒買って行こな」

B「(てか役にたてるかもって何の!?慣れた言うてるやん!)」

なんて言いながらBの家へと電車を乗り継いで歩いて向かった。

ちなみにその時は夜

一見普通のマンション街に入って来た

A「近そうやなぁ(ワクワク)」

B「…」

少し歩いていくと妙に雰囲気の悪い感じのアパート?が見えてきた

A「感で聞くけど!(違うと言ってくれよ?)この先のアパートかな?」

B「おーよくわかったね!霊感もまんざら嘘ではなかったんだね」

A「(いや、嘘です)」

そこだけが何とも周りのマンションなどに比べ古風な感じのアパートだったみたいだ

B「本当に少ししたら帰ってや?」

A「おーぅ、(今にでも)」

玄関の扉を開けて部屋へ入った

思ったよりイヤな感じはしなかった

A「まぁ部屋探す時は一緒に探そうなぁ」

B「だねー、あぁ疲れたぁ、いつも帰ってくるとどっと疲れるわぁ」

A「まぁなぁ、俺も疲れたぁ(少し来た事に後悔)」

とまぁ結局Aが家にいる間は何もなかったみたいだった

でも、その日の夜

Bは今までに感じた事のない恐怖が待っていた

Aが帰ってからBは風呂に入り、疲れたからすぐ布団に入ったらしい

B「(どうせまた金縛りくるんだろぅなぁ、慣れたくないしなぁ(泣))」

そう、Bはこのアパートに越してから毎日必ず金縛りに遭っていたのだ

だからAになにかあったらイヤだから

中々教えなかったらしい

B「(はい、金縛りさんまたきてくださいねぇ(もうやだぁ))」

なんて思いながらBは眠りについた

すると

やはりきた

金縛り

B「(ほんま期待通りすぎて泣けるわ)」

B「(じゃあいつものように時間に任せます)」

って思っていると

いつもと様子が違う現象がBを恐怖させた

みんなはキョンシーってわかるかな?

両足を揃えて

ドンッ ドンッとジャンプして追ってくるのを

それを連想させる音が少し離れた所から自分に近づいている

Bはかなり汗をかき

焦りだした

B「(え!?何!?今まで金縛りだけやったのに!誰かいるん!Aが戻ってきたんかな!?)」

Aにしてはあまりにも不自然な足音だ

ましてやAからは家に着いたよーおやすみーの連絡を取り合っている

色々考える内にそれ(音)はBの横腹辺りまで来て止まった

ドンッ ドンッ…

B「(絶対誰かいるわぁ!?絶対目開けたらあかんあかんあかん)」

と思っていると

急に

Bのお腹の上に何かが乗っかってきた

Bは急な衝撃+反動で上半身が起きあがったと同時に目を開けてしまった

するとBの目の前に顔を覗き込ませるように

日本人形のようなモノがブワァッ!!

と寄ってきて

目を見開いた顔で

わははーわははー

と高い女の声を出した

Bは気が狂いそうになりながらもすぐに目をつぶり、南無阿弥陀物南無阿弥陀物と心の中でお経を唱え始めた

すると

次は図太い声が耳元で

効かない 効かない

と呟き

それを聞いた後気を失ったらしく

気づけば朝を迎えていた

すぐ部屋から飛び出し

二度と部屋に戻る事なく引っ越しをしたのは言うまでもない。

怖い話投稿:ホラーテラー グースバンプスさん  

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