短編2
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親友の話

これは私の親友から聞いた話で、

その親友の友人の叔父の本当に体験した話だそうです。

とある場所に

デートスポットや

霊体験で有名な山があります。

その叔父は

(たぶん)釣りかなにかで

その山へ車で出掛けました。

日も暮れかけ、

引き上げることにしました。

山を降りている途中のカーブで血塗れの少女を見ました。

『霊ってやつか。』

そこは見えることでも有名だったので

叔父は気にせず車を走らせました。

またしばらく進むと、

反対斜線から一台の車がきました。

その車は叔父の車に気付くと自分の車を止めて降りてきました。

叔父は窓を開け、

『何か?』

と聞くと、

『すみません。

子供を見ませんでしたか?』

と男が聞いてきました。

『いいえ。』

『ありがとうございました。』

そして叔父はまた車を走らせます。

そして次の日、

何気なく見ていたニュースに震えました。

〇〇山で少女の死体!!

それは昨日、

叔父が行った山でした。

そう。

叔父が見た血塗れの少女は

幽霊などではなく、

傷を負った本物の人間、少女だったのです。

そして

『子供を見ませんでしたか?』

と聞いてきた男が犯人で、

あの少女を追いかけていたらしいのです。

もしあの時…

と考えるとゾッとする

という話でした。

先の読める展開すみません。

ですが実話ということで、

今までで一番記憶に残る話です。

怖い話投稿:ホラーテラー NARSさん  

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