本を探しています。
昔、図書館か何かで読んだ本です。(←持っている本にはありませんでした。)
怖い話系の文庫本で、短編集の最後方に掲載されていたものだったと思います。
もう一度読みたいと思いましたが、タイトルや作者がわかりません。
知っている人いましたら、教えてください。
内容は以下のとおり。(オチ以外、うろ覚えです。)
ある作家と編集者の話。
編集者が作家のもとへ原稿をもらいに来ていたときのこと。
作家はホラー小説作家である。
雑談の中で、編集者が作家に
「一番怖い話は何か?」
と聞く。
作家は四ッ谷怪談などの有名な話を出しては、
怖いと思う理由や感想など話した。
そして怖さとは
「日常の中にある」
という。
作家は、一冊の立派な革張りの本を編集者に差し出し、
「私にとって怖いものは、この日記だ」
と言った。
それは作家の亡くなった奥さんの日記だという。
編集者は了解を得て、その日記を借りることになった。
編集者は期待して日記を読んだが、内容は終始、ごく普通の日記だった。
日記を返すとき、編集者は作家に
「どうしてこれが怖いのか?」
と聞くと、作家は答えた。
「この日記は妻の皮でできているんだよ」
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話