短編2
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冷たい足

これは私が小学2年生の頃に体験した話です。

急に目が覚めた。何か怖い夢でも見たのか心臓がドキドキしており肌もうっすら汗ばんでいる。

部屋には大きな窓があり、そこから差す光が部屋全体を青白く照らしている。

まだ起きるには早い時間だとわかり、2度寝しようと寝返りを打つと膝に何か硬い物が当たった。

布団越しなのにその硬い物からひんやりとしたものを感じておや?と思ったが、当時の私は二階の6畳間に布団を二つ敷いて兄と寝ていたので

「お兄ちゃん寝相悪い。」

ぐらいにしか思わなかった。

布団を被って寝ようと腰までずり下がっていた布団に目を向けると、膝に当たっていた物が見えた。

足だった。

それも大人の。

何をするでもなく棒立ちしている。

腰から下しか見てないけど体格的に男の人だとわかった。

横を見ると兄は布団からはみ出してこちらに背を向け端っこの方で寝ていた。

兄でないなら父かと思ったが両親は一階の寝室で妹と寝ているはずだ。様子を見に来たとして、何故兄と私の間に突っ立ってるんだ?

まだ、私の膝は誰だかわからない足に触れたままだ。意識したせいかその足から感じる冷たさが増した気がした。

こいつは一体誰なんだ…?

得体のしれない恐怖を感じ、何も考えられなくなった。

恐怖が頂点に達した時、私は思わず

嘔吐してしまった。

吐いた事に気を取られたおかげでさっきまで恐怖していたものの事を忘れて私は

「お兄ちゃん!吐いちゃった!お母さん呼んで!」

と兄を叩き起こしていた。

程なくして親が大丈夫かー?と言いながら階段をあがってきた。

親が来て安心したため忘れていた恐怖の対象を思い出しそいつのいた場所を見たが

もう何もいなかった。

さして怖くない話を長々とすいません。

当時はとても怖かったんですがこうして文にすると全然怖くない話ですね(笑)

もう一つ体験があるのですがそれはまたあとで書かせていただきます。

怖い話投稿:ホラーテラー もぐもぐささん  

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