短編1
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近所の踏切

短い話しですが 私の人生で最高に恐ろしかった体験です。

もう随分昔のことですが 私が高校生の頃 夏休みのある日に地元の友達の家へと深夜1時くらいに自転車で向かいました。

私の家は線路沿いの住宅団地なのですが 友達の家へ行くには自宅から200mくらい行ったところにある踏切を渡るのです。

その踏切では 私の知りうる限りで以前に3人の方が自殺をしています。

しかしその夜は特に気にすることも無く 自転車でその踏切を渡ったのですが…渡り切って10mも行かない内に全身に悪寒が走りました。

今までに感じたことの無い寒気に身体が硬直し 自転車も漕げないほどでした。『何なんだ?この寒気は』と思った刹那…。

背後から嫌な視線を感じて思わず振り返ると たった今通ったばかりの踏切のほぼ中央にボロボロの服を着て ボサボサの髪の毛を振り乱した女が立っていたのです。

全身から血の気が引き私の恐怖は頂点に達し 無我夢中で逃げました。

それからと言うもの 夜が来る度に『あの女が 近くに居るんじゃないか?』と言う恐怖に怯える日が続きましたが 後にも先にも その一度だけで今に至るまで心霊体験はありません。

しかし 20年以上経った今も女の姿は鮮明に憶えています。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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