短編2
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二人

友達2人が私の家に泊まりにきた。1年振りの再会。お昼から遊び家に帰ってきてみんなで晩御飯作って。写メとかデジカメでお互いをとったりなんかして本当に楽しかった。

女3人久しぶりの再会もあり話は弾み布団についたのは朝3時。狭い部屋の中に二つ布団を敷いて川の字になって寝た。私は二人の間で真ん中で寝た。

お酒も入っていてトイレがちかくなっていたせいか、朝4時半頃にトイレに行きたくなり目が覚めた。

友達を蹴飛ばさないように起こさないように静かにトイレに行く。

トイレから部屋に戻って部屋の扉を開けると

友達が二人とも立っている。北の方角を向きながら。両手を胸にあてながらぶつぶつ何かを喋っている。顔は誰かをにらみつけるような。

私はビックリして声も出なかった。あまりにも異様すぎて友達が何かにとり憑かれているのか何かの儀式なのかそもそもこの光景は現実なのかさえわからなくなりそうだった。

どうしよう。どうしよう。

思ってる矢先に一人友達が俯せになるようにバタンと倒れた。

ぅわっ!!!

思わず声が出てしまった。

するともう一人は仰向けになるようにバタンと倒れた。

うぉ!!!!

もうやだ。どうしたの?なんなの?わからないわからない。

二人とも倒れたあとはびくともしない。

でも微かに息をしている音は聞こえる。

扉のそばにいた友達に近く。

私『ねぇA子?大丈夫?』

と聞くと寝ぼけたように

A子『んぅ?どぅしたの?』

と何事もない様子。

私『え??あのねさっきね...』

とA子に説明すると

A子『またまた~寝ぼけてたんじゃない?』

と言われ話してる間にB子も目が覚めたらしく

B子『二人とも眠れないの?』

と何事もない様子。

私は確かにみた。二人の変な様子を。そのことを改めてA子とB子に説明する。

でも二人とも信じてくれなかった。

翌日、A子が昨夜みんなで撮ったデジカメをみながら叫びだした。

私とB子がなに?!と聞くと

A子『3人で撮ったのに...なんで??』

カメラを見る。そこには明らかに5人写っている。

私、A子、B子、A子の後ろ、B子の後ろ。

三人とも息をのんだ。だってA子とB子の後ろにいたのはA子とB子そっくりの人で昨夜私がみた胸に手をおいてる姿だったから。

その後その写真はお寺でお祓いしてもらい処分してもらいました。

怖い話投稿:ホラーテラー 雪だるまさん  

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