短編2
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帰り道

 通っている学校が定時制ということもあり、必然的に下校する時間帯が21時を過ぎる。

 

 いつもと変わり映えのない通学路。

 一人自転車を漕ぎ、自宅に向かっていた時の事である。

 空は真っ暗。街灯一つない帰路は不気味であり

[なにかでそう] な雰囲気がいつも漂っていた。

 しかし、いちいち気にかけていていたら埒が明かない。

 気を紛らわす為、音楽を聴きながら自転車を走らせる。

 帰り道、どうしても通らなければいけない神社があり、いつもこの神社に悩まされていた。

 この神社には、身の毛がよだつ逸話があり、神社を通る際は、その内容をいつも思い出してしまう次第であった。

 地元でも有名な、いわくつきの名所であるこの神社。

 やれやく、通らざるを得ない神社の鳥居を今日も通過する。

 神社から平地へ出るまでおおよそ1キロほどある。

 その間、出るやもしれない[なにか] という恐怖と戦わないといけない。本当に堪える……

 神社の逸話について、内容の伝を明確にしておこう。

 なぜだか、白髪頭の老婆が出るらしい。

 そう、【老婆】 である。

 牛鬼だか、河童だか、そういった実在しえたとしても、(怖い) のベクトルが(恐い) に向くようなSF的、非現実的な話ではない。

 だから余計に厄介なのだ。

 何度でも言う、【老婆】 だ。

 これほど恐怖をそそるワードはないと言える。

 あくまで俺の主観においての物言いだが……

続く。

 

 

 

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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