短編2
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ボタン恐怖症

突然ですが、私はタイトルの症状に侵されています。

この病気は私が物心ついた頃から現在まで続く悩みです。

 

まずボタンと言っても押すボタン等ではなく衣類などに付いているボタンのことです。

初めてこの症状に気付いたのは、小学生の頃に給食係というものがあり、その係が着なければいけないボタン付きの服のボタンが生理的に無理と感じたからでした。

どのくらい無理だったかというと、ゴキブリとボタンを素手で触るならどっちと問われた場合、少し迷ってゴキブリを選ぶぐらいでした。

まあそこは給食係の仕事を放棄することで何とかなりましたが、やはり教師には怒られました。

また家庭の授業の一環であるボタン付けも放棄したのでそこでも怒られました。

小学生の頃はちょっと怒られただけなので弊害はほぼないと言えます。

 

問題は中学からでした。

なんと制服にボタンが付いており、確実に触れないと学校に行けません。

学校のある朝は毎日ゴキブリとの闘いでした。

しかし一番の問題は制服を着ている間は常に気持ち悪くムズムズするということです。更に昼食の時間ともなると何も知らない友達が『一緒に食べよう』と来てそのゴキブリとも言えるモノを私の視界に入れるのです。

困り果てた私が見つけだした答えは一人で食べる事、そのために放送係という係になりました。

放送係ならば一人で食べる言い訳もできますからね♪

中略

現在は服装に指定がない自宅警備員をやっています。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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