短編2
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友達だろ?

aが俺の家で部屋で暗い顔をしている

「どうしたんだa?」

a[あぁ……お前に言わなければならない事があるんだけどさ」

aは先ほどからこの言葉を繰り返す

缶ビールを片手に持ち、言おうとするがその度にため息をつくそしてビールを口に運ぶ

かれこれ2時間はこの繰り返しだ

痺れを切らした俺は怒鳴るようにaに向かって叫んだ

「おい!aなんだってんだ!?言いたい事あるならハッキリと言えよ!」

声が部屋に響き渡り俺の耳にかえってくる

自分でもうるさいと思ったが、仕様が無い

aはやっと言う気になったか口を開いた

震える唇でゆっくりと

a「俺達……友達だろ?」

2時間ぶりに話が前進した

だが、苛立ちもあり俺は少し飽きれた口調で「あぁ……そうだよ」と呟いた

a「実はバーにいた奴引っ掛けて犯しちまった」

「は?犯したって?性的に?」

a「あぁ……どうしてもやりたくなっちまって……」

「お前って奴は馬鹿か?!犯しただなんて!?何やってんだよ!?」

a「まだなんだ、終わった後そいつの財布開いたんだ」

「強盗もしたのか!?まさかお前……」

a「殺してないぞ!?」

「どっちでもお前はオオバカ野郎だ!ハアァァ・・・・・・何してんだよお前、自白するなら警察でしろ!」

a[解ってる、この後すぐいく、でもお前に謝んないと」

「被害者にあやまれよ!?」

a「お前にも関係あるんだ、だから落ち着いて聞いてくれ、そして俺を殺さないでくれ」

「殺すか!アホ」

a「財布に入ってた免許書みたらお前の親だったんだ」

「ハあああああああああああああ!?!?!?!」

この後激しい殴り合いが始まり

終わりには互い抱き合い涙を流した

「もう良いんだa」

a「すまないすまない」

aは子供の用に泣き喚き何度も謝った

俺はそんなaの肩を抱き

これからの二人について考えてた

aを許そうと思っていた、友情とは時に試されると知ったのだ

朝日が昇る頃に俺は全てを許せるだろう

「警察行く前に親に謝りに行こうか……絶縁されるな俺」

a「あぁ……」

a「財布無くて困ってんだろな、親父さん」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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