短編2
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寝てしもた

俺よく金縛りに合う。

ある夜寝る前に携帯いじってたら枕元の壁から「…やねーっ」って切れ気味のおばあさんの声が聞こえてきた。

俺は隣のおばあさんかな??ぐらいに考えとって、気にせんかった。

しばらくして「寝よか〜」って布団入ったらまたおばあさん同じこといよる。

なんなんかなと思いながらそのまま寝た。

夜中、ふと目が覚めた瞬間、いつもの金縛りがくる感じになって、

俺的には「あーくるくる!」

って思いよったら、体は動いたけん「…え?」ってなったん、ほしたら首に空気圧が集中したみたいになった。苦しかった。

「誰かに絞められよる!」俺怖くて目開けられんかって…

とっさに口開けて必死で息しよったら、今度は口の中に菜箸が一本入ってきて俺は焦って夢中で吐き出した。

そしたら今までのが嘘みたいに体軽くなったんやけど、掛けとった布団がスルスル落ちて行くんがわかって、足で持ち上げよったら次は両足が震えだして「今度はなんや!」って思った瞬間

ごっついおじさんの手に両足掴まれて、そのまま下に引きずられよるんがわかって「(あ〜…もうだめや…)南無阿弥陀物南無阿弥陀物…」って声出して(のつもりやったけど多分声出てない)言ったら、親父がちょうど仕事から帰ってきた。

多分それから俺気絶しとったっぽくて次の日学校行ってそのこと友達に話した。

情報の時間、パソコン点けたら変な表示出て訳わからずに×ボタンおしたら「ちょうしがわるくなりました」ゆーて勝手にシャットダウンするし、次の時間の情報処理も友達が「…お前ヤバいって…」って。パソコンの画面見たら、砂嵐になっとった。

友達に手振ったら蛍光灯切れたし…

とにかくあの日はホンマにヤバかった。

俺は一生忘れんで。

怖い話投稿:ホラーテラー 九条さん  

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