短編2
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ピポベズ

昔から僕は緊張するとお腹が痛くなり、テスト、運動会といった行事では、苦労していました。

今年の3月に友達と旅行に行った際、電車の中で僕はまたお腹が痛くなりました。

すぐさまトイレに行こうとしましたが、使用中。5分待っても出てくる様子は無し。

どんどん痛くなってくる最中、私の脳裏に1つの単語が浮かんできました。

『ピポべズ』

もちろん、意味など分からず、突発的に出てきた言葉で、なぜこの言葉が浮かんだのか、いまだに謎ですがとりあえず僕は、自己暗示のごとく、それを唱えました。

『ピポベズ・・・ピポベズ』

それによってお腹がいたくなくなった!なんて、ゲーム世界みたいなことにはなりませんでした。

しかし、気を紛らわすくらいにはなりました。

唱えてから、数分(お腹がいたかったので正確な時間は覚えていません)経ったところで、トイレを使用していた人が出てきました。

70さいくらいの、背が高いおじいちゃんがでてきて、お腹が限界だった僕は速攻でトイレに入りました。

トイレに入るとものすごい異臭が漂ってきました。うんこかと思いましたが、なんやら血生臭い感じ。

なんだか寒気がしてきて、早く用を足そうと、頑張りました。

僕は、うんこが終わって、お腹が楽になると、なんていうか、開放されたみたいな気分になって上を見上げる癖があるんですが、今回も上を見上げると、

なんと、そこに書いてあったんですよ・・・あの・・言葉が・・・。皆さんもうお分かりですよね・・・。

んなわけねーだろ、バーカ

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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