道が二つある。
長く困難な道と短く平坦な道。
人間誰しも楽をしたがるものだ。
例え、進んで嫌な仕事を受け入れるような善良者も、心の中で安息を求める。
人間必ずしも努力が報われるとは限らないが、それでも、俺は困難な道を選べるのだろうか。
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俺は今年就職した。入る前は、金さえもらえばいい。適当に頑張ろうみたいな軽い気持ちを抱いていた。
話は入社前の面接にさかのぼる。
就職先での面接の質問
「楽で、給料が安い仕事と辛くて給料が高い仕事があったらとちらを選びますか?」
愚問とはまさに、このことだろう。こんな質問を考えた人事は何なんだ?
と、心の中で軽くツッコミを入れて俺はこう答えた。
「私は、仕事を給料の高い低いで、取り組むつもりはございません。あたえられた仕事はどんなに辛くても責任を持って取り組み、この会社に貢献したいという所存であります。」
我ながら完璧、と自己陶酔していたわけだが、
「ああ、もういいよ、お疲れ様」
と言われ、家に帰されたんだ。
面接官の顔は笑っていなかった。
家に帰った後、俺は、さすがにきれいごとを言いすぎたか と後悔した。
しかし、それも杞憂だった
結果通知には採用と書かれていた。
ただ、面接をしたはずの会社名ではなく、「裏B行き」と書かれていた。
よく分からないが、俺はとりあえず通知書の住所に向かったんだ。
続きは、仕事終わったら書きます。
怖い話投稿:ホラーテラー RdAさん
作者怖話