中編4
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不思議な話

私が経験した不思議な話です。

創作ではないので、消化不良に感じられるかと思いますが…

文章が下手で、判りにくく、また長文になりました。

◆私が大人になり、結婚をし、子供にも恵まれ、数年後に郊外に家を建てました。

全く見知らぬ土地でしたが、東京のベッドタウンとして開発され、○○ニュータウンとして開発された地域でした。

昔は山林で、公社が開発したそうです。

積○ハウスに注文をし、出来た家は、正直かなり立派な家でした。

親子4人には広すぎる家でした。

我が家と左隣の家は同じような広さの家でした。

その家に入居して暫くすると、小学生の子供2人が、憧れであった『自分の部屋』が「怖い…」と言い出しました。

「人の気配がする。」

「呼吸する音が聞こえる。」「赤色の光をみた。」

本気にはしませんでしたが、暫くは親子でリビングに布団を並べ寝ていました。

子供も大きくなり、怖がる事もなくなり、それぞれの部屋で寝るようになりました。

すると、夜中に『ゴォンゴォン』と音がするようになりました。

太い木の幹で壁を打ち付けるような感じの音です。

音を聞いたのは私と私の配偶者だけで、子供は聞いていません。

不思議には思いましたが…わけもわからず、他には何も起きないままでしたので、気にしていませんでした。

そのうちに、夜中に 『トォーン、トォーン』と足音が聞こえてきました。

(泥棒?)

二階にホールがあり、ホールの真ん中に柱がありました。

その柱の回りを何度かまわり、階段を降りていく様子が音からわかりました。

何故わかるのか、不思議でしたが、わかるのです。

私は怖かったのですが、手にバットを持ち下に向かいました。

(子供が野球をしていたので、家の中に数本ありました)

一階には誰もいませんでした。勿論二階にも…

当時は配偶者は仕事で忙しく、会社に泊まりも多く、家には私と子供の3人だけで、皆二階に寝ていました。

(私がしっかりしないと〜)とは思っていましたが、今思えば、よく一人で見に行けたと思います。

数日後、また夜中に足音が聞こえてきました。

『トォーン、トォーン』

ホールの柱を回っています。

小さな子供が跳び跳ねるように回っています。

不思議ですが、わかるんです。

でも、今日は一階には行きませんでした。

(………)

ベッドに固まり、耳を澄ませていると、

『ガタガタガタ』

ベッドが揺れ出しました。

どのくら揺れていたのか、何時だったのか、わからないまま、いつの間にか私は眠っていました。

翌朝、気になった私は、近所の友達や、少し離れた場所に住む友達、親にも電話で地震の事を聞きましたが、地震はなかったと言われました。

ネットで調べても、地震があった地域は有りませんでした。

当時、ベッドは木製でかなりしっかりした重さのあるベッドでした。シングルでしたが、2つ並べて配置していましたし…。

何故揺れたのか、夢を見ていたのか、区別がつきませんでした。

ただ、怖くはないんです。勿論、ドキドキ心拍は上がり、パニックになるのですが、(怖い!!)と恐怖を感じませんでした。

それは、配偶者の「座敷わらしかな?」の言葉もあった為、守られているように感じていました。

少し悪戯しているだけ…みたいに…。

そして、仕事が休みで、家に私が一人でいた時の事です。(お昼前頃と記憶しています。薄曇りのてんきだったかと…)

リビングの窓ガラスの向こうに、小さな男の子が見えました。

リビングの中を覗いています。

額はガラスに触れる位、手は組んでいたような…。

黒髪で、前髪を短く揃えたおかっぱの様な髪型でした。

庭には犬がいて、鎖もかなり長く繋いであったので、

(怪我をさせたら大変!)

私はすぐに窓に駆け寄りました。が、男の子は居ませんでした。

近所にも、その年代の男の子は住んではいません。

さすがに、いろいろな事が重なったので、知り合いの

「霊感がある。霊を天に返せる。」とご本人が仰る方にお話を聞いて貰いました。

「小さな子供の霊が、貴方の家の子供と遊びたがって来ている。怖くはないよ。」

そう言われました。

配偶者は配偶者で、別の伝で相談をしたらしく、塩とお神酒を家の周りに撒き、お祓いの真似事をしました。

それ以降は不思議な事は起きなくなりました。

数年後、私達家族はバラバラになり、私と子供は所在はわかりますが、配偶者は今現在行方不明です。

似たような敷地面積、似たような広さの左隣の家も、成人した子供に見つからぬよう住所を隠して引っ越しをしています。

私達の家の隣には遊歩道があり、真っ直ぐ延びた先に、自然林の公園の出入り口があり、大きな沼がありました。

訳がありその沼で入水自殺した方が、数人いらっしゃったそうです。

(私が聞いたのは10人以上でした。)

「公園の出入り口から真っ直ぐ突き当たる私達の家が、霊の通り道と言われた。

配偶者が言っていました。

不思議な体験でしたが、怖くはなく。

でも数年後に隣同士の二軒が一家離散状態に…。

一体なんだったのでしょうか?

(お祓いをしなければ、今の様にはならず幸せな生活をしていたのかも…。)

時々思い出しては、そんな風に思う私がいます。

読んで頂き、ありがとうございました。

乱筆乱文失礼いたしました。

怖い話投稿:ホラーテラー ユリアさん  

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