短編2
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アイツ…

先に言っておくが俺には霊感はない…まったく………

夜中なんか寝苦しくて、ツレに電話して近くの居酒屋で飲み放題のビールをめちゃくちゃ飲んだんだ。

ふと隣の座敷を見るとなんか見覚えのあるおじさんがこちらを薄く開いた目でじと〜と見ていた…。

なんか気味が悪いなぁ〜と思ったが酒も入ってたし、視線を気にせずにツレと女、博打などの話で盛り上がった。

これ以上飲めないなと、笑いあいながら会計をする時、またあのおじさんのいや〜な視線を感じる…。

顔は青白く生きてる感じのしないおじさんが少しこちらに向かって来たので少しびくつきながら、その日は逃げる様にそそくさと家路を急いだ…。

その日寝る時はなぜか吐き気と悪寒に襲われたんだ………

次の日の朝なんか見覚えのある電話番号から電話が鳴った…

でもなぜかその電話をとってはいけない気がしてとらなかったんだ…。

その後6回着信を無視してしまった…。

その晩の事である………

ピンポ〜ん………

ピンポーん………

ピンポーん………

ピンポーん………

何度も襲いかかる様に鳴るインターホン…

その断末魔の叫びのようで、か細い音はまるで俺を黄泉の世界へ誘うような響きだっ………

その感なんか体冷や〜と冷えた………

恐る恐るドアから覗くと、なんと昨日のおじさんだ………

相変わらず青白い顔で少し眉をひそめてこちらを見ている…

あっ…あいつだ………

あっ………

その瞬間俺の脳裏に走馬灯の様に忌ま忌ましい過去の記憶が蘇ったんだ………

あっ…あいつは………

そっそう………

家賃を滞納するとやってくる生き霊………

不動産屋にいる生き霊だ………

去年も来たんだ………

怖い話投稿:ホラーテラー 迷探偵○マンさん  

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