中編3
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私とお爺ちゃん

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私にはお爺ちゃんがいました。

もう亡くなりましたが。

その頃の話です。

人生生きていると色々な柵が

私は色々と問題を抱えていて

自暴自棄になっていました。

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不眠になり、病院から睡眠薬を貰い服用していました。

それでも、眠りは浅く朝起きても

疲れて何もする気持ちにはなれませんでした。仕事はしてましたが。

何が哀しいのか、何が辛いのかも

わからず、ただ毎日涙が出て

死にたい気持ちでいっぱいになりました。

病院から貰った薬を規定の量より

多く飲み死のうとしました。

薬が効いてきたのか

ぼーっとしていく中、目を開けると

モヤがかかったようなものが

目にうつりました。

あ、私そろそろ死ぬのかなぁ。と思いながら、夢を見ているのか現実なのかの

みさかえもつかなくなっていました。

横を向いて見ると、見知らぬ背中が見えます。

死ぬ時とはいえ、隣に誰かがいるのには恐怖を感じます。

時間が経つにつれ、恐怖もなくなり優しい背中だと思っていました。

白いシャツに大きな背中。

見覚えがあるのです。

私の方を向いてくれるわけではないのですが、優しい背中は私に安らぎのような

時間をくれました。

仰向けになり、玄関先の方を見た時です。

赤い点滅した光りが見えてきました。

同時に、頭を引っ張られ、足からも引っ張られ、体がちぎれるような感覚がありました。

あ、自殺しようとしてるから、地獄から引っ張られるのかなぁ、それも仕方ないか‥と思い、どちらでもいい、早く引っ張り続けて落ち所まで落ちたいと言う気持ちでした。

赤い点滅の後ろがわに人形のような形が現れました。

あいつに連れていかれるんだな‥と

見つめていると、形がはっきりしてきました

それは、私のお爺ちゃんでした。

お爺ちゃんは、優しい顔で私を見つめていました。

私が、お爺ちゃんの方へ行こうとすると

お爺ちゃんが言うんです。

辛かったなぁ、でもな、まだ来たらあかん。今日はお爺ちゃんが代わりに逝ってやるからそこにおれ。

お前が寝付くまで横にいるから、死ぬんじゃなくて眠るんやぞ。

そう言ったら消えていなくなりました。

翌朝薬がまだ残っている事もあり

ぼーっとしながらも、友達に来てもらい病院へ行きました。

致死量までは飲んでなかったようで

胃の洗浄と点滴をして帰りました。

暫くいると電話が鳴りました。

お爺ちゃんが亡くなったと言う内容の

電話でした。

お爺ちゃんはたぶん身代わりになってくれたんだと思います。

夢に出てくる度にお爺ちゃんは言います。

辛い事があればお爺ちゃんが代わってやるから、あの世もこの世も同じだから

寂しくなったり、哀しくなったりしたらお爺ちゃんを呼ぶんやぞ。

それ以来、平穏ですが自殺をしようとは思わなくなりました。

また、辛い事があるとお爺ちゃんがいつも笑顔で夢に出てきてくれます。

助けてくれたお爺ちゃんにとても

感謝しています。

長文、駄文読んで頂きありがとうございました。

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