短編1
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気のせい

高校生の時、親と一緒に隣町のショッピングモールに出かけた。

その日は自分が毎月買ってるファッション誌の発売日。

本屋に向かった。

『発売日だし、レジ前の棚辺りにあるかな?』

そう思い、見に行ったのですが見当たらない。

どこにあるのか、探していると突然

私の耳にグーッと口を押し付けて

『すみません…』

男の子の声でまだ子供のよう。

自分が邪魔で本屋の狭い通路を通れないのかと思い

私『すみません!』

道を譲ると誰もいない…

私『え?えっ?何?』

キョロキョロしてるとレジの店員さんが不思議そうな目で私を見ている。

怖いやら恥ずかしいやら…

軽くパニックで何も買わずお店を出てしまった。

私『何だったんだろう…?気のせいかな?』

その日はやり過ごし、次の日学校でこの不思議な体験を友達に話してみた。

『怖いね~!!』

『何それっ?無理ーっ!』

友達たちが盛り上がる中、

一人だけ黙ってるM。

M『最近、そのショッピングモールの近くで事故あったの、知らない?』

私『え?知らない…』

M『住んでる地域、違うもんね。うちそこの近くに住んでるんだけど、ひき逃げがあったんだよ、たしか男の子…』

あ、ってゆうか私…

その時ヘッドフォン付けて音楽聞きながら買い物してたのに

気のせいのはずない。

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リアルな怖さを感じた