短編2
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痛い・・・

shake

これはいとこの父親から聞いた話です。

いとこの父親は、工事関系の仕事をしています

その日は、古い民家の解体作業でした。

父親はショベルカーで民家を解体し、跡地を平たくする作業をしていました。

その作業が終わりショベルカーから降りるとき、背中に異様な寒気を感じました。

その夜は同僚たちと宿舎に泊まりました。

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深夜1時半頃でした、急に目が覚めると、

部屋の入り口のあたりで誰かがぼそぼそとしゃべっているのが聞こえたそうです。

女性の声らしかったそうですが、こんな現場に女性はいないはずだし、さらにその声は

とても不気味な声でした、

しばらくすると、その声はどんどん自分の方に近づいてきます。

近づいてくるとなんと言っているのかはっきりと聞こえたそうです。

「痛い・・・痛い・・・」と聞こえたそうです。

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翌日現場に出勤すると、

同僚の一人が、「うわぁ・・・気味悪いなぁ」と言いました、

気になったので見に行くと頭部の左半分が潰れた白骨化した遺体が見つかりました。

警察に連絡しその日はそれで作業が終わりました。

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その夜も宿舎に泊まりました。

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そして深夜1時半になり、急にパッと目が覚めたそうです。

すると昨日と同じ声が聞こえてきます。

「痛い・・・痛い・・・」と

またその声が近づいてきます、

気味が悪くなったので、となりに寝ている同僚を起こそうとしますが、

体がびくとも動きませんそうこうしている間に、声は自分の布団の前でピタッと止まりました。

そして、正面を見ると、

顔の左半分がぐちゃぐちゃになった女性が、こちらを見て不気味に微笑んで、

「フフフ・・・痛い・・・」と言い姿を消しました。

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そして2日後作業が終わり家に帰りました。

家に帰り疲れていたので、彼は仮眠をとることにしました。

彼は冷や汗でぐっしょりになり、目が覚めました。

彼は寝ている時に、自分がショベルカーで頭を潰される夢を見たそうです。

それ以降、不気味なことは起こらなくなったそうです。

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終わり

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