短編1
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原発投下日に

今から29年前、小学3年生だった俺は夏休みの登校日で教室に座っていた。

机や椅子は掃除したあとに全部後ろに下げていて生徒は全員床に体操座りをして先生の話を聞いていた。

次の瞬間、教室は突然恐怖の渦に包まれた。

「ガタガタガタガタ!!!!!!!!!!!!!」

クラスで2番目くらいに背が低かった小さな恵美(仮名)ちゃんが全身を震わせて床の上で暴れ出した。

ジャンプしたり、走り回ったり、とかではなく、活きた魚が床に落ちたような感じで寝そべりながらバタバタと跳ねながら。

それだけでも全員超ーーーービビッタのにそれからがホントに怖かった。

男の野太い声で

「アツイヨーーアツイヨーアツイヨーアツイヨーーーーーー」

大声で叫びだした。女の子なのに男の声でだ。

調子に乗ってた男子でもビビリ過ぎて声も出ないし動けない、女子はブルブル震えながらガン見。

先生が突然

「窓を開けなさーーーい!窓を開けなさーーーい!」

皆一斉に窓を開ける。先生は恵美ちゃんがとりつかれやすいと知ってたらしい。

このことは先生の超険しい顔で「禁句命令」出たから噂にもならなかったが、みんなビビリすぎてこの話すらしなかった。

思い出して書くだけでも鳥肌が。。。実話でした。

当方、長崎市の小学校

登校日、原爆投下日

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