短編1
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うちの階段

実話です。

うちの階段は急だ。

しかも狭い。

今は壁紙を替えたから多少明るくなったが、前は木の板が壁だった。

階段は壁に囲まれていて、

階段の入り口に立たないと誰が登って来ているかわからないので、鉢合わせてぶつかることもあった。

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そうならないよう、階段を使うときは足音に注意していた。

ある夜、2階にいたおとこやまは、1階にいこうと、いつものように階段に向かった。

誰か登って来る気配はなかったので、

ふつうに行った。

階段の一段目が壁の影に見えた時、

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shake

手。

階段に這いつくばる手が見えた。

ゾッとした。

這い上がってくるその手の主をみると、

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弟だった。

「ついに化け物に出会ったかと思ったじゃねぇか!」

というと、

「いや、もう出会ってんじゃん。」

とおとこやまの背後を指差した。

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妹だった。

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