短編2
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隣の部屋

これは僕が実際に体験した不思議な話です。

僕が小学校3年生の10月頃だったと思います。

その日は姉は修学旅行、父は飲み会で家には僕と母の二人でした。

あれはそんな時に起こりました。

僕は母と同じ部屋で寝ていて、その、横の部屋には姉の部屋があります。

その日、僕は疲れていたので9時に寝ました。すぐに眠りに就いたのですがなぜだか

午前2時に起きました。

すると、病院の心電図のプップップという音が聴こえてきました。

どうせ、となりの家から聴こえるのだろうと思いましたがなかなかおさまりません。

僕は怖かったので頭まで布団をかぶって目を瞑りました。

どれくらい経ったでしょうか。

気がつくと朝に生っていました。

僕はその日いつも通り学校へ行きました。その日の夜は何事もなく姉も父もいる環境

だったので安心して眠れました。

それから、2年後ぼくは5年生、姉は中学校2年生になっていました。

僕は3年生の時の出来事をすっかり忘れていました。

しかし、その日また、それは起こりました。

その日は父はいましたが姉はいませんでした。

起こったのは午前2時半頃で父母ともにぐっすり眠っていたので、起こすことはできません。

僕はとなりの家でないのであれば、耳鳴りかなと思いましたが、

30分経ってもおさまりません。僕は考えました。そして、

姉がいないときに起こる=姉の部屋から聴こえるという結論に至りました。

そして、姉の部屋を思いきって覗きました。

普段と何ら変わりはなく、気がつくと音も消えていました。

僕が安心して眠ろうとしたとき、またその音が聴こえてきました。

結局、それから眠ることができず、朝を迎えました。

母にその話をしましたが信じてもらえませんでした。

あれから4年経ちましたがあの奇妙な音は聞いていません。

あの音はいったいなんなのか、僕は不思議でなりません。

shake

Concrete
コメント怖い
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