中編3
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小さな笑い声

皆さん、こんにちは( ´ ▽ ` )ノ

昨日10月4日に起きた、ホットで寒気の感じる話を書かせて頂きます\(^o^)/

あ、今背中に悪寒がヤバいですw何故だ?

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俺は、とある大学病院に勤めている。いや、決して医者でも無ければ、看護師でも無い。そんな、エリートコースを歩めるほど、頭は良くない。

まあ、大学側の雑務関係をこなす仕事である。

要は、大学病院から雑務を任された会社の一社員だ。

会社自体は病院敷地内の一角にあるが、何しろ女性のパートが九割を占めているために更衣室が足らない。

それで、男性の更衣室は病院の屋上にある為、地下で屋上の鍵を手に入れてから、再びエレベーターで上がって鍵を開けて着替えるのだ。

今回もいつもと変わらず、同期(全員男性)四人(俺、a、b、c)屋上で着替えた。

皆口々に、疲れたや、まだ休みまで二日もあるよ、とボヤきながら着替える。

着替えを終え、私服になった俺たちは、エレベーターで地下の休憩所へ向かおうとした。

その時、bとcが先にエレベーターに乗り込んでしまい、俺とaは後から地下の休憩所に向かうはめになってしまった。

エレベーター自体、六基ほどあるから、bとcが二、三分先に休憩所につくはずだった。

俺たちが地下に辿り着き、休憩所への通路を通ろうとした時だった。

先頭を歩くaが足をとめて、振り向いて言った。

「bとc、また隠れてる気がする…!そうっと行って、逆に脅かしてやろうぜ」

『また』と言ったように、以前も同じように俺たちは後から休憩所へ向かうはめになった時、bとcが休憩所に隠れていて驚かされた事があるのだ。

今回、素早くそれを察したaは、逆に一泡吹かせてやろうと提案してきた。

それは面白いと、俺も賛成し、気がつかれないように通路を歩いた。

休憩所入り口で立ち止り、aは二人がいるかどうかを確認するために、持っていた鈴のついた鍵を部屋に投げ込む陽動作戦に出た。

その瞬間、「…っふふふっ…」という様に含み笑いが聞こえた。

俺とaは互いに顔を見合わせ、『これは…いるな!』と確信し、aが得意気に声をあげた。

「わあああぁっ! おい、いるのは分かってるぞ! 出て来いよっ!」

ドヤ顔の俺たちに対し、休憩所から誰も出てこなくて、ただ静まりかえった雰囲気だけがあった。

俺たちは、頭にクエスチョンマークを浮かべながらも、まだ粘って隠れてるのか、と出てくるのを待った。

その後直ぐ、後ろから声がした。

「あ、やっぱりa達のが早かったかー。何してんすか?」

bとcだった。

先にエレベーターに乗ったはずの二人が、何故か後から来たのだ。

ぽかんとしながらも二人に訳を聞くと、どうやら途中の階で人の乗り降りで二回程止まったらしく、結果的に一度も止まらなかった俺たちの方が早くついたようだった。

青ざめる俺たちは、鍵を素早く戻して、二人に訳を話しながら急いで事務所に戻った。

aも多分、俺と同じく鳥肌が立っていただろう。

何故、空耳などでは無いと思い、怖くなったのか。

それには、三つ理由がある。

一つは、休憩所には誰もいなかった。

次に、俺とaは同じ笑い声を聞いている。確認し合ったが、同じ特徴の笑い声だった。

そして、その休憩所は元々『焼却室』であったという事だ。

休憩所の入り口のプレートには、今でも『焼却室』と書かれていて、入り口の下方部二箇所に盛り塩がされている。

以前、その事実を知らされた時を思い出した。

「安心しろ。焼却室と言っても、ゴミとかを燃やす程度で死体なんかは別な場所で焼いていたんだよ。あ、ただココだけの話だが、人の手足程度や、切り取った内臓系位は焼いていたらしいぞ」

そう所長は言っていた。

今、書きながらだが思い出すと寒気がする。

「…っふふふっ…」

含み笑いのような、小さな笑い声を。

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