短編2
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深夜の怪

あれは深夜の名神高速道路。

車で快調に走っていると不思議な光景が目に飛び込んできた。

お爺さんが俺の車の横をピッタリと走っている。

メーターを見ると時速100キロ。

ありえへんッッ!!

ビックリしすぎて、言葉にならない…

そのお爺さんは俺の車を追い越して行った。

負けるものかッッ!!

俺はアクセルを踏み込んだ!!

時速160キロでお爺さんを追い越す。

バックミラーに写る爺さんは………

さらに加速してきのだ!!

キャーーーーーーッッ!!!!

叫んだのは、もちろん俺。

お爺さんは追い抜きざまに、お尻ペンペンをしていた様に見えた。

バカにしやがって!!

ステアリングを握り直し、お爺さんを追う。

重低音の排気音が闇夜に吠える。

ブースト圧のメーターが跳ね上がる。

220キロまで加速した頃に、また俺はお爺さんに並んだ。

その時、俺達の横を四つん這い婆さんがすり抜けて行った!!

負けじと急加速するお爺さん!!

ちょっと悔しそうな顔をしている様に見えた。

俺も加速して四つん這い婆さんとお爺さんを追う。

300キロオーバーの俺達のバトルは果てしなく、何処までも続いた……

夜明けのサービスエリア。

薄れゆく星空の下に俺達3人の影があった。

熱い缶コーヒーを片手に語り明かした俺達には、昇る朝日が眩しかった。

怖い話投稿:ホラーテラー ウルトラの従兄弟さん  

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