短編2
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ベットの下

唐突に夜に目覚めたときの話。

その日は冬の寒い日で、布団を何枚も重ねてるのにも関わらず凄く寒かったのを覚えている。

でも僕が目覚めた時は、とても暑かったのです。

というよりも布団とは何か違う圧迫感が僕を包み込んでいたのです。

得体の知れないものに対する恐怖に脂汗をかきながら、恐る恐る布団を捲ると、誰かが僕に抱きついていたのです。

『誰や??』

と僕が問いかけると、

『ん〜…お兄ちゃん…なぁに?』

と返してきました。

『なんで俺の布団で寝てんねん?』

と問いかけてみたところ

『部屋のベットの下に何かがいて怖いよ』

とほざきだしたのです。

早々に立ち去って欲しい僕は部屋のベットの下を確かめに行きました。

ベットの下を覗いた瞬間にハッとしました。

僕は1人っ子だという事を。

上におるん誰やッッ!!

起こされて機嫌の悪かった僕はイライラした気持ちのままベットに戻ると、寒いというのに、妹ぶってた女の子は布団の中に全然入れてくれません。

年下のクセにッッ!!

10分位布団の取り合い戦争をした末に僕が勝った。

ざま〜みろ。

すると顔面に枕を投げ付けられた!!

年下のクセにッッ!!

20分位の枕投げ戦争をした末に負けた僕は、泣けてきたのでお母さんに言いつけに行ったらビンタされた。

年上のクセにッッ!!

ベットに戻ると同情してくれたのか、妹ぶってた女は笑顔で迎えてくれた。

何故か僕も笑顔になり、その日は仲良く一緒に寝た。

怖い話投稿:ホラーテラー 仮面ライダー38号さん  

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