中編3
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モノマネ

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このお話は ある兄弟のお話です

兄と弟はいつも相思相愛で仲がとてもよかったのでした

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兄と弟は声が見分けがつかないほどよく似ていました

よく電話で兄が電話に出ると 弟と間違われることがよくありました

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ある日 弟に とても可愛い彼女が出来ました

しかし兄は弟に彼女が出来たことに少し嫉妬していました

しかもとてもかわいくて 笑顔の素敵な彼女だったのでなおさらです

そして弟は 彼女とたびたびデートするようになりました

そして

次第に兄と弟が接する機会も減っていくようになりました

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ある日 また弟が彼女とのデートをすると聞いた兄は こっそり弟を尾行することに決めました

特に何かをしようとか思っていたわけでもなく 弟が彼女とどんな風にデートをするのか気になり始めたからです

弟は待ち合わせらしきところで足を止めました

兄は物陰で弟を見張っていると 

弟のほうに とても綺麗な女性が向かっていくのが見えました

二人は手をつなぎ 横断歩道を渡りながらどこかへ向かおうとしていました

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兄は当然みつからないように尾行し続けました

そして弟と彼女だと思われる女性は あるレストランへと入っていきました

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レストランの中は休日なので人がいっぱいでにぎやかでした そのことが幸いしてか兄は 見つからないように

弟の状況を探りやすくなっていたのでした

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弟とその彼女は テーブルが並んでいる方へ向かい 一番奥のテーブルのイスに腰掛けました

兄はこっそり見つからないように 弟から死角になっている場所を見つけ 腰掛けました

ふたりはとても仲良く会話をして食事を楽しんでいました

弟の彼女の笑顔はそれはそれは かわいくて 兄の嫉妬心はさらに強くなりました

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その後 兄はレストランを弟に見つからないようにこっそり抜け 家に帰宅しました

帰宅後はもうすっかりあたりは暗くなっていました

弟も家に帰ってきました 弟は満足そうに自分の部屋へと入って行きました

そして あまりにも弟がうらやましく思ったのか 兄はあるイタズラをすることに決めました

兄は弟が風呂に入っている間に 弟の部屋に忍び込みました 

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当然仲もいいので

鍵もかかっておらず 簡単に部屋に入ることが出来ました

兄の思惑通り 机の上に弟の携帯電話が置かれていました

兄はその携帯電話を手に取り 着信履歴などを調べ 弟の彼女らしき携帯番号を発見し

その電話番号に電話をしました

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数秒たって 彼女が電話に出ました「もしもし〇〇君?」弟の名前が呼ばれました

「そうだよ」と兄は嘘をつきました

兄と弟は見分けがつかないほど声がよく似ているので 彼女はすっかり弟だと信じ込んでいました 

兄「今日はデート楽しかったね」 彼女「楽しかったねー またどっか行こうね」

そんなやりとりが続きました

何度かやりとりが続いた後

なんと 兄は突然とんでもないことを口にしたのです

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兄「あのさ突然で悪いんだけど 俺たち別れよっか 他に好きな人が出来たんだ」

彼女「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

電話はそのまま途切れてしまいました

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次の日 なんと弟の彼女は 昨日の電話での会話を真に受け 失恋を苦に 飛び降り自殺をはかって死亡してしまいました

兄がほんのジョークのつもりで言った一言が 

彼女を死に追い詰める一言になってしまったのです

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