中編3
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能面

新年あけましておめでとうございます。

また子供の頃の話です。

たぶん前回投稿した「人形」の時と同時期くらいです。

夏に石狩浜で親戚家族と自分の家族でキャンプをすることになった。

たぶん海についてから夜までいろいろと楽しんだとおもう。

記憶は夜

浜辺から少しはなれた所の草むらを裸足で歩いてる所から始まります。

すこし歩くと足の裏から激痛がはしり

その場で屈み足の裏を確認すると血が大量に出ていました。

足の下には神棚に飾られているようなものが散乱していて

その中には血の付いた

真っ二つに割れた女性の顔をした古びた能面がありました。

(大人になりそれが女性の能面であることを知ります。)

ここで記憶が飛び

自宅2階のベット上で目が覚めます。

寝ていたのか気を失っていたのか解りませんが

豆電球が部屋をてらし今が夜だという事

ここが自分の家だという事がわかり少しボーっとしていると

足の裏が痛む事に気づき

上記の事を思い出し

ただ能面をみた瞬間にあともう一つ何かを見たような気がして

もやもやしながら1階の親の所に行こうとベット上で

起き上がりました。

ベットの背面(マクラ側の壁)は押入れになっていて

いつも隙間がすこし開いていたので気にしていなかったのですが

その時は白いものが見えた気がしたので

なんとなしに覗いてしまったのです。

覗いても何かはわかりませんでした。

だた白い大人の手のひらサイズのものが

押入れの引戸に押し当てられたような感じなので

引戸に手をかけ開きました。

その白いものが勢いよく膝の上に落ちました。

それは浜辺でみた白い能面、驚いて後ろにのけ反り

なにを思ったのか能面をつかみ押入れに戻そうと

押入れを見ると……!!!!!

真っ暗な押入れの中に目の閉じた女が

押入れから部屋を覗くような恰好で座っていました。

僕は能面をつかみ押入れに入れようとした格好で

金縛りにあい、まったく動けず目もとじれず、

ただ心臓の音がやけに大きく聞こえる状況で

必死に逃げようともがくしかできませんでした。

その女は全身グレー色で髪の毛は濡れて真っ黒

目を閉じていて口が半開きで体がモヤがかかったようでよく見えない。

怖くて目を閉じたいのに閉じれず見ていると

女の目が突然開き

半開きの口からは男か女かわからない声が

「あああああああああああ…」と聞こえ

僕の手に持っていた能面にゆっくり顔を近づけ

能面に吸い込まれるように消えていくと同時に

気を失いました。

次に目を覚ますと朝になっており、

その能面はなくっていて、

浜辺でみた

能面の下には

女の顔があった事を思い出した。

それから大人になり

4歳年上の妻とは初めての就職先で出会い

そして結婚した。

お互いの怖い体験を話していると

妻の怖い体験を話してくれた。

昔、どこかの浜でお面を踏んで怪我をし、

その日の夜中に目が覚め、

空中にお面が浮いていてお面の目の穴の下に

人の目がぎょろぎょろ動いていて

怖かったと。

たぶん時期も場所も同じだったので

どんなお面だったか知りたくて

ネットで調べさせた。

たぶん同じ面だ、

なんの意味があるのかは謎です・・・

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不思議な縁ってのがあるもんだ