中編3
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なんでいるの?

本当にあった話です。

信じるかはあなた次第ですが、話すからには信じて頂きたいと思っております。

私のクラスの英語を担当する教師は、自称霊感があり、毎授業恐怖体験を話してもらってました。でもクラスのみんなは爆笑。そんな生徒にときどき逆ギレしながら話したりすることもありました。その先生は、どちらかというとおっとりした先生で、逆ギレ以外ではあまりおこったり叫んだりする先生ではありません。

ある日のことです。その日は、めずらしく先生から、なにかを話しはじめました。重い空気に早変わりし、クラス全員緊張した表情でいました。その時の空気の変わり様をよく覚えています。確かに今日の授業はちょっと先生の様子が変だったとは思いましたが。そして先生は話ました。

「みんなを恐がらすわけではないけど、、静かに聞いてね。この教室にはもう生きてはいない生徒がたくさんいる。みんなには見えないかもしれない。でも先生はこのクラスを受け持ってから、生きていない生徒も授業を受けていたのを知っていたけど、誰かにいったら霊がおこって先生が殺されちゃうかもしれないから黙ってました。でも大丈夫よ。お祓いしてもらうからね。」

「…何でおこって、殺されちゃうの?」

クラスの女子が聞いた。

「霊はね、自分の居場所を知られてしまったら、もうその場所にはいてはいけないの。だから先生自体も気付いていないフリをしなければいけなかった。なのにみんなを巻き込んでごめんなさい。」

さすがに笑う人などいなかった。ましてや恐怖で涙が出る子もいた。確かに私のクラスには教室の後ろに誰も使っていない勉強机がいくつかあかるが、なぜか誰も別の教室などに移動させようとしなかった。

「たぶんこの霊たちは、私にずっとまとわりつくと思うから、いつ殺されるか分からないから、学校おわったあと、お祓いにいってきます。」

「殺されるとかもう先生やめてよー。」

泣きながらクラスの女子がいった。そして男子も続けてしゃべりだす。

「先生。その話、今ならうそでも許すよ!?」

クラスみんなが頷いたり、そーだそーだ、みたいな空気になった。ところが、先生が目に涙を浮かべて急に声を張り上げた、

「うそじゃない!!!あなたたちを救いたいからです!!あの霊たちをこの教室から出さないと、あなたたちも危ないのよ!!手遅れになってしまうのよ!!」

みんなは驚いた。この先生が…。本気でいってるのかも…?みんなは信じないわけにいかなくなった。

「もう学校おわるまで待てないから、先生もうお寺いってきます…。」

急に暗くなって、先生はそのまま教室を出た。休み時間まで残りの10分間、クラス雰囲気はなんというか恐怖に染まっていたし、怖すぎてか笑う子もいた。

そして放課後のホームルーム、先生から驚く話をされた。

「落ち着いて聞いて下さいね…。英語の〇〇先生が、今日の13時頃、車の中で亡くなっているのを発見されました…死因はまだ検討中ですが、おそらく自殺だということですが凶器が落ちていたり、車内にガスが充満しているわけではなく、ただ口から血を流してお亡くなりになられていたということです。悲しいお知らせでしたが……」

担任の話は、長々と続いた。私はその時、血の気がひくのを感じました。先生ともう会えない悲しさと、怖すぎて、もう体じゅうどころかクラス中が震え上がっていました。その日は、クラスのほとんどの友達で、恐怖がおさまる時まで一人の子の家に泊まっていました。それから数日後、お祓いしさんみたいな人が私のクラスに来て、お祓いしてくれました。

でもお祓いしてもらう1、2日前に、不登校だったクラスメートの子が久々に学校にきました。その子は先生の葬式にいったにも関わらず、その日不思議なことをいっていたそうです。

「あれ…何でずっと先生がここにいるの?」

怖い話投稿:ホラーテラー 日本小町さん  

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