短編2
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本を読もう

[な、なんだって!] 

夏休みが終わり初日に言った言葉がこれだった。どうやらうちの学校で事故があったらしい、内容は地下の本保存室から、ひからびた生徒らしき人が発見されたのこと、死体にはいくつかの傷があり爪は完全にはがれいた。地下の壁には被害者がやっと思われる血の跡がたぶん気が狂った被害者が、爪で壁をひっかいていたのだろう。

当初この事件は被害者はいじめられていて、地下に閉じこめられていたのだろうという事になっていたが、被害者の身元がわからず(正確には、この学校の生徒全員の安否がとれたということ)他殺という扱いになっていたのである。

それから、その場所で奇妙な事件がたびたびおきた。清掃係の生徒が壁に頭を打ちつけて[殺してやる!殺してやる?]と言い自分が死に欠けるという事故?が起こったした。そんなこともあり、地下は立ち入り禁止になっており鎖で入れないようにしてから、時々内側から、ドン!ドン!と叩かれた後[開けてくれー!]と誰かが叫んでいることがあった。

そんなある日、好奇心でその鎖を取り中に入ってしまった。男がいた、男は会社を首にされ住む所がなく以前通っていたこの学校に侵入した。

男は少し気味が悪いと思いながらも、外で寝るよりかいいかと思いそこに住んでいた。

ある日、男は扉を叩く音で目が覚めた。外から叩かれていると思った、男は、本棚の隙間に隠れた。しかしいくら時間がたっても扉は開かない、それどころか、[開けてくれー!]と声がする。男は不思議に思い扉をあけようとした。・・・が扉は開かなかった。男は怖くなり扉を叩き[開けてくれー!]と叫んだ。

その時はちょうど警備員の人が鎖が取れている事に気づき鍵を開けようとした。中にいる男は助かったと思い、扉が開くのを待っていた。・・・が、なかなか開かない。男は後ろになにかいるような気配を感じた。

警備員が入った時には、男は頭から血を流し死んでいた。壁には男の血で本を読もう!とは書かれていなかった

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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