中編4
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心霊スポットの住人

これは僕が2年前の秋から体験した話しです。(文章がかなり下手です。すいません。)

僕の住んでいる地域は少し小さな山々に囲まれた田舎です。昔はその山でよく石油が採掘されていたらしく、親からは『あの山は所々穴が空いていて草に隠れて見えないから絶対にハイキングルート以外は歩くな!』と念をおされていました。

この街の昔を知るお年寄りに聞くと『あの山に山菜取りに行くと帰ってこないやつがたまにいるんだよ。』『捜索してもなかなかみつからず発見された時にゃ白骨化しちゃってることがよくあるんだよ。』などこの低い山で遭難することが昔からあったみたいです。そのためかいつしか心霊スポットとして若者が心霊体験して帰ってくることもよくありました。

僕は心霊スポットに行くのが好きな人です(よくない)。心霊スポットに初めて行ったのがこの山でした。

ある日友達に誘われてこの山へ行きました。この山には小さな湖があり、そのわきに公園があります。この公園も心霊スポットなのですが、友達が言うには山を奥に進むとトンネルがあるとのことでした。

トンネルに着くとそこは小さな入り口に下へと急に下がる傾斜の道があり、暗闇に消えて先が見えませんでした。

僕達は少し怖がりながらも中に入りました。中はすごくジメジメしていて足場も悪く嫌な雰囲気でした。

トンネルの途中までくると友達が『う…うぁぁぁぁぁ!!』と逃げ出しました。

僕も怖くなりいっしょに逃げ、事情を聞いたところ『冗談冗談!笑』とふざけていただけでした。

そのあと写メを撮って帰りました。その日は何事もなく無事に帰りました。その日は……。

次の日からおかしなことが起こり始めました。部屋に気配を感じたり、勝手にテレビが点いたり……。挙句の果てに愛犬を部屋に入れたとき、いつも大人しい犬なのになにもない空間に吠えたり、ベッドで本を読んでいると電気スタンドがキュイーンとゆう音とともに電球が割れて頭に破片がふりそそいできたり………。

怖くなり学校の友達にそのときの話しと写メを見せたら『おい!これなんか写ってんぞ!』

見るとトンネルの暗闇の中にクッキリとこちらを睨み付ける目が……。

その日の晩、両親はでかけていて家に1人っきりに。怖いのでケータイをいじりながら掲示板の投稿サイトにその写メを貼って暇つぶしをしようとしていました……。

あまりにもクッキリと写っていたので掲示板に貼って反響がどのようなものかみたかったのです(愚か)。

メールに写メを添付しようとしたその時、下の階から階段をトットットットッと上がってくる音がしました。『親が帰ってきたのか』そう思いました。

しかし上る音がすごくゆっくり聞こえ、スリッパの音ではなかったので、ふと気になり音を聞きながらメールを送信し始めました。

送信っ……。

トットットットッ……。

2階に足音が着きました。

送信中……。

スッスッ……。

足音が部屋の前まできました…。

ふと、音が僕の部屋の前で止まりました。

しかし誰も部屋へは入ってきません。

『んっ!?』おかしいな…。

ふとケータイを見ると〔送信できませんでした〕の表示が。

そのあとすぐに足音は廊下の奥へ向かい始めました。『よしっ!もう一回!』とまた送信し始めると足音がUターンして戻ってきました。

また僕の部屋の前で止まり、ケータイをふと見ると〔送信できませんでした〕の表示が……。

そして足音は階段を下りて行き始めました。

『今度こそは!』

とまた送信し始めると、また足音が部屋の前まできて止まりました。

〔送信完了〕の表示……。その瞬間足音の主が誰か確かめるためにドアを勢いよく開けました……。

誰もいない……。

その日両親から今日は帰らないとの連絡が…。怖くなりいつもより早く床に着きました。

目をつぶってしばらくすると金縛りにあいました。初めての経験だったので焦りました。首だけがどうやら動かせたので体の方を見ると上半身と下半身がくの字の形で硬直してたのです。

しばらくこの態勢が続いたにもかかわらず体は疲れず普通でした。ふと横を見ると満月が部屋を照らしていました。反対側を見ると……そこには夜の暗闇よりも暗い男がベッドの横に立ち、下を見てうつむいていました。

『ヤバい!なにされるか分かんない!』と焦り始めもがいていたら、その男がゆっくりこちらを見てきました。

そして満月の明かりで一瞬照らされてそいつが誰か分かりました。

『この目……写メの目だ…。』

そのあと気を失い気付くと朝になっていました。

それ以降僕は夢を見なくなりました。そしてどこからか視線を感じるようになりました。

どうやら心霊スポットの住人は新しい住家を見つけたようです…。

皆さんは遊び半分で心霊スポットには行かないでくださいね…。

怖い話投稿:ホラーテラー ギョロ目さん  

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