中編3
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狂う

なんか凄い和風な庭園みたいな旅館みたいな

大きな屋敷のお坊ちゃんの家に遊びに行ったんです。

お坊ちゃんはAとしますね。

仲の良い男友達のBとわたしで向かい

屋敷につくとお爺さんがAの部屋に案内してくれました

部屋は宴会場みたいに広くて畳がフワッと香り

その広さと窓からの庭園の景色に唖然としました

私は外の景色を見ようと窓に近付きました

あれ?

その窓は、庭園に繋がってる訳ではなくて

窓をあけると下に四畳くらいの物置的な場所があり、

はしごを降りてそこを使えるみたいで

庭園にはこの部屋からは出れないみたいな構図になってました

分かりますかね?

変な作りだな〜と思っていると

Bは目を輝かせて興奮気味に

『すっげーーえっ!!』と絶叫

『そうか?俺はこの部屋が大嫌いだけど。』

いつの間にか部屋のドアの襖に立っていたAが

真顔でそう言うとBは耳に入っていないのか

部屋の中央にホットカーペットと

何インチなのか分からない位大きなTV

その前にありとあらゆるゲーム機とソフトが乱雑に置かれて

そこに飛びつくようにソフトを手に取り

あーこれが欲しかったんだよーこの2は面白くないだのと独り言をペラペラペラペラ

Aはそれを無視し、私に『この本見たいって言ってたよね?読む?』と私が欲しかった本を差し出した

『ありがとう!』

『うん。』

『なぁー!Aか眞佐子!ゲーム一緒にやろうぜ!』

Bがまた馬鹿でかい声で叫ぶ

『俺ゲームに付き合うから眞佐子ちゃんはそれ読みな』

コクンと私が頷くとBの隣に静かに座り、ゲームをやり始めたので

それを少し見守ってから本に目を落とした

ホットカーペットのほわほわする暖かな床にいつの間にか眠りについていたみたいだった

『あ!!!?テメーッ!?』

!?

目を開けると怒りくるってるB

その前に真顔で立ってるA

???

全く状況が読み込めない。

でも、何故だか声が出ない

ただ2人のやり取りを見てることしか出来なかった。

Bはやたらと怒鳴り叫び

何を言ってるか分からない

というか2人の会話が全く耳に入らない、声も出ない。

ふとBがなにかを持っていた。

包丁!?

(ちょっと!!やめて!!!)

声に出したくても出ない!

体も動かない!

なんで?!

Aが!!

その瞬間BがAに飛び掛かり、Bが馬乗りになった状態で包丁を振りかざした

何度も何度も…

私は目を背けることが出来なくて

Aが死んでもまだ刺し続け

我に帰ったであろうBが

『あーどうしよ…殺っちまった!!あぁあー!!』

と半狂乱になりながらウロウロウロウロしはじめた

そしてまた叫び、わかった!と一言言うと私を蹴って退かし

ホットカーペットの上にグッタリしているAをそのままホットカーペットで包み

引きづり窓を開け、物置にAの死体を蹴って落とし窓とカーテンを閉めた

私に振り返り睨む

『言うんじゃねーぞ』と言い残すとバタバタと足音を立てて部屋を出て行きました。

…………

全く動けずただただ呆然とカーテンを見つめていました

コンコン

『あら、眞佐子ちゃんお久しぶりね。あれ?Aはいないの?』

Aの母がドアから顔を出しながらそう言う

首を横に振ると『おかしいわね〜』と言いながら出て行った

私もさすがにヤバイ、逃げなきゃ。

やっと事の重大さに気付き立ち上がった

その瞬間部屋に置いてあった黒電話がけたたましく鳴り響いた

ビクッとして恐る恐る黒電話の方を振り返る

まったく鳴り止む素振りはない

得体のしれないものから掛かってきてるような錯覚に襲われて

気付いたら発狂して叫んでいた

『アァッアぁアァッアーーー!!!!』

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すいません、夢だったので叫んだところで終わってしまったんです。。

続きがあるんですか?
叫んだところで終わってるので気になります!

あれ?最後まで表示されないのか、意味がわからない?