短編1
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落書き。

電車に揺られていた時のこと。

急な腹痛に襲われ、居ても立ってもいられなくなった。

トイレ…トイレに行きたい。

俺は電車を降り、駅のトイレに飛び込んだ。

トイレに個室は2つしかなく、入り口寄りのほうは鍵が掛かっていた。慌てて奥の個室に入り、用を足す。

落ち着いたところで、ふと壁を見る。そこには駅のトイレ特有の落書きがたくさん書かれてあった。

相合い傘や個人名、罵詈雑言…1つ1つ目で追っていくと、やたら太い字で書かれた携帯番号が目に留まった。やたらと気合いの入った文字に、思わず笑ってしまう。

その番号の脇には「決してこの番号に電話を掛けないで下さい」と注意書き?みたいなものも書かれていた。

…人間、やるなと言われると余計燃えるもの。

俺は上着のポケットから携帯を取り出し、その番号に掛けてみた。

プルル…プルル…プルル…プルル…

着信音は隣の個室から聞こえてきた。

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短編なのに怖!

あなたの怖話は耳袋的なショートムービーにしたらきっとすごく面白い作品になるのではないでしょうか(´ー`)頭の中でかってに妄想しながら読ませていただきました。