短編2
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誰か教えてください

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初投稿のため、読みにくい点など多々あると思いますがご了承ください。

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これは最近よく見る夢の話です・・・

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夜、気付くと僕はある公園にいた

毎日帰り道にある公園だ

遊んでいる子供や散歩をしているお年寄りが多いにぎやかな公園

その公園に僕はいる

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夜だからか人は少なく

おばあさんが数名立っているだけで

あとは誰もいない

僕はその公園を歩いていた

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なんら変わりない、いつもの公園

ただ一カ所、普段とは異なる場所があった

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大きな鳥かごのようなものがあった

人1人入れるくらいの大きさで

そのかごを囲むように

おばあさん達が立っていた

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遠くの一点を見つめたまま動かない

なぜかその時は恐怖心もなく

そのまま歩きすぎようとしたその時

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ぎゃーというような叫び声を

おばあさん達が一斉に発し始めた

振り向くとおばあさん達がこっちを見ていた

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ボサボサな髪

ありえないくらい大きく見開かれた目

ただ口はなかった

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どうやって叫んだのかなど

その時は考えられなかった

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僕は怖くなり歩き始めようとし

前を向いた瞬間

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あの ぎゃー というという叫び声と共に

こちらに向かってきた

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大きく見開かれた目で

僕を凝視したまま

手を羽ばたかせ

おばあさんとは思えないスピードで

追いかけてきた

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僕は必死で逃げた

早く公園を出ようと思い走りまくった

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思っているのとは裏腹に

なぜか僕は池の周りをグルグルと回っていた

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早く出たいと思っているのに

ずっと周りを回っていた

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すると池からなにかが出てくるのがわかった

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おばあさんだ

池から這い上がり地面に倒れ

土を食っている

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しかし僕がそのおばあさんの前を通り過ぎると

ぎゃーと叫びまた追いかけられる

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気付くと初めは3人だったおばあさんは

7・8人に増えていた

そしてもう1人這い上がってきた

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ただその人はおばあさんではなかった

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大きな鳥

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顔はあのおばあさん達同様

目は見開かれ

口はなかった

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そして

ぎゃーとその鳥が発した瞬間

おばあさん達が狂ったように

ぎゃーぎゃーと叫びはじめた

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その途端足が出口に向かった

おばあさん達は

追いかけてきているときも

ぎゃーぎゃーと叫んでいた

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出口が見えた!

そう思ったとき

おばあさん達はぎゃーではなく

あーとかうーという言葉を発していたと思う

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そんなことはお構いなしに走りつづけ

やっと公園を出た途端

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絶対捕まえたるぞ

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おばあさん達はさらに大きく見開かれた目で

こっちを見ていた

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これで夢は終わるが

この夢をみてから

よく転ぶようになった

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初めはすり傷程度だったが

足をよくケガした

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それももう一ヶ月も前の話

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今僕は足を骨折している

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誰かご存知でしたら教えてください

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あのおばあさん達に捕まったら

僕はどうなりますか?

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