中編4
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怪談「ナースコール」

とある病院に勤めていたAさん。

2交替制でその日は夜勤勤務。

先輩とAさん二人で順番で巡回をしていました。次はAさんの番。

「じゃ、行って来ます。」

と、先輩に言い深夜の病院内を見回りに。

ボャっとした明かりの中、懐中電灯を照らしながら、一階の病室から一部屋ずつ見て回る

特に、問題も無い為、二階に上がり、また、ゆっくり部屋を見て回る。

と。ある部屋に懐中電灯を当てるとベッドの上で正座して座っている40代位の女性の姿が写りました。

「どうされました?眠れないんですか?」

と、Aさんが聞くと、

「そこに、知らない女の人が窓から私を見てたの。怖くなって寝れなくなったの。」

と。Aさんが二階の窓に女の人??っと疑問に思いつつも窓に懐中電灯を当てる。やっぱり誰も居ない。疲れてるんだと思ったAさんは、

「大丈夫ですから、もう遅い時間なのでゆっくり寝ましょう。」

と、女性に話しかけ窓を見ながらも、少し落ち付いたのか、横になりました。

「何かありましたら呼んで下さいね。」

と、Aさんは言い、部屋を出ました。

エレベーターで一階に戻り先輩が待っているナースステーションに戻りました。

病室を出る時、名前をみたら日野さん(仮名)

と、書いてありました。

「ちょっと仮眠、先にして来るね。」と先輩に言われ、

「はい。」

と、答たAさん。

一人で部屋に居てたら、赤いランプ、ナースコールが鳴っている。

(どこだろう???)

っと思ったら呼んでいるのは先程の女性「日野さん」

(寝れなかったのかな??)

っと思い、懐中電灯を持って二階に上がり日野さんの部屋へ。

すると、ガタガタ奮えてる日野さんが。

「大丈夫ですか??どうされました??」

と、聞くと、日野さん、

「さっきの女の人が窓から部屋に入ってきたの。自分の傍に来て顔のぞきこまれたの。その女の人の顔は半分やけどしてた。この世の物出はないわ。今は消たけど怖いの。」

と、まだ日野さんガタガタ奮えている。

ちょっと気になるけど怖がってはいけないと思い、

「きっと疲れてるんですよ。自分も少し傍に居ますから。」

と、Aさん日野さんが落ち着くまで傍におりまた、ナースステーションまで戻り一休みして居ました。

10分位経った頃、また、ナースコールが・・・

(また、日野さんだ・・・)

正直、ちょっと怖いなって思ってたAさん。

けど・・・・。

と、思い、懐中電灯を持ってまた、二階の日野さんの部屋に・・・・・。

すると、日野さん、Aさんに抱きついて来て

「また、出て来たのやけどした女の人。今度は寝てる私の腕を掴んでた。私あの人に連れて逝かれるだ。」と、半分泣きながらAさんに話して来る。

ふと、Aさんは気になり、

「今その女性は・・・・・。」

と、聞くと同時に、

「そこに居てるじゃないの。私を見てるじゃないの。」

と、ベッドの所を指を指しながら奮えている

Aさんが恐る恐る懐中電灯をベッドに向けると、

「?????????」

誰も居ない。けど、日野さん、まだこっちを見てるとガタガタ奮えている。

Aさんこの状況が絶えれなくなり、

「日野さん、今日はナースステーションで私達と朝まで一緒に居ましょう。」

と、言うと、軽く日野さんは頷き一緒に部屋を出ました。

二階~一階に降りて日野さんに、

「もうすぐナースステーションですから。」

と、言うと返事が無い。

(あれ?)

って思い振り返ると・・・・・。

誰も居ない。

(先に行ったのかな・・・・)

と、思ったAさんは、ナースステーションに戻る。と、先輩が起きていたんですが日野さんが居てない。

「すいません。日野さん、って言う女性来てませんか?一緒にさっきまで居てたんですけど居なくなりまして。」

と、先輩に話すと、

「え?日野さん?」

と、少しびっくりした顔で聞き返して来たので、

「はい。二階の〇〇室の日野さんです。」

と、言うと、先輩の顔が見る見る青ざめて、

「日野さんと・・・会ったの・・・ちょっと・・・」

と、先輩が立ち上がり部屋を出て行ったので後を着いて行くと、エレベーターに乗り地下のボタンを押しました。

(あれ?二階じゃないんだ・・・)

と、思ってたら、

「チ~ン」

と、エレベーターの扉が開くとひんやりした空気が漂いました。廊下に出ると、先には霊安室が。

先に降りた先輩が真っすぐその部屋に向かい入って行く。

Aさんも連いて部屋に入ると、2体の遺体が横になっており、顔には白い物が被せてある。

先輩が、

「顔・・・・見て見て・・・」

と、1体の遺体の所まで連れて行かれ、白い物を取った瞬間・・・・。

「!!!!!!!!!!」

何と、さっきまで一緒に居てた、日野さんが横になっている。

声に鳴らないAさんに・・・

「昨日の昼間に亡くなったのよ。」

と、先輩に言われて、さっきの出来事が、今目の前の状況が信じられないまま、呆然と立って居ると、ふと、もう一体の遺体に目が行き、先輩の目を見ると、

「うん。」

と、言うので顔見ると、

「うゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎ。」

と、Aさん腰が抜け座り込んでしまいました

そこには・・・・・

顔が半分やけどした女の人が横になって居たそうです。

Aさんが勤務して一年経った頃の体験だそうです。

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うーん、怖い!
似たような話を前に稲川淳二で聞きましたが。

怖女さんコメント有り難うございます。
死期の近い人を連れて行く死に神見たいな幽霊が居るのかも知れませんね。・・怖わ・・。

バケモノガタリさんコメント有り難うございます。
確かに・・・。
この話し聞いた時、丁度入院してまして、意味もなく夜の病院が怖かった記憶があります。

これは実際に自分が同じ体験したらかなり怖いでしょうね・・・・

連れて行かれちゃったんだね。
怖いわぁ。。。

vol様コメント有り難うございます。

最後のオチ・・・。自分も気に入ってます。

また、面白い話し載せれる様に努力します。

うわぁ~凄く面白かったです!
特にラストのオチが良い!
(o゚▽゚)o