中編3
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ペタ。ペタ

この話しは、とあるお寺で起きた出来事。

このお寺では、夜、物が盗まれる事が何度かあり、防犯の為に交替で夜見回りを行っていました。

その日も、一人のお坊さんと先輩の二人のお坊さん、三人で夜の番を本堂で行っていました。

夜も老けて行った頃。

見回りの為本堂を出ました。

本堂を出ると、真っすぐ廊下があり、進んで行くと、行き止まり。

その短い距離を往復するだけなのだが・・・・。

懐中電灯を照らしながら、お坊さん一人で見回りに。先輩は、本堂で待機。

廊下を進んで歩いて行くと、行き止まりの壁まですぐに着きました。

(異常はないな・・・。)

と、呟き本堂に戻ろと壁を背にまた、歩き始めると、すぐに・・・。

「ペタ、ペタ、ペタ」

と、音が後ろから聞こえてきました。

バっと後ろを振り返り懐中電灯で周りを照らす。

・・・誰も居ない・・・

(気のせいか・・・。)

また、歩き出すと、後ろから・・・

「ペタ、ペタ、ペタ」

また、後ろを振り返り周りを懐中電灯で照らすも誰も居ない・・・。

ふと、視線を感じ振り返ると、先輩方が本堂の所から顔を出していた。

とりあえず、先輩の居る本堂に戻ろと、急いで向かうと、

「うゎゎゎゎゎゎゎ。」

と、叫んで、本堂の中に先輩方が入って行く

いい知れぬ恐怖で更に急いで本堂に戻りました。

本堂の中に入ったら、先輩が、

「お前の後ろに何か居た・・・。」

と、先輩が話し、お坊さんも含め「その誰か」

の正体が気になり確認する事に。

窃盗犯だったら大変な事だった為、先輩に頼んで、三人で本堂を出て、懐中電灯を照らしまた、短い廊下を三人で歩いて見回りに。

廊下を進んで、また、壁まで何事もなく着き

また、本堂に向いて歩き始めたらまた、あの音が・・・。

「ペタ、ペタ、ペタ。」

先輩方二人も聞こえてた見たいで少し顔も強張っている。

「ペタ、ペタ、ペタ。」

音が近くで聞こえたので、意を決して後ろを振り返り、懐中電灯を照らす。

「???????」

・・・やっぱり誰も居ない・・・。

周り、天井を照らす。

ふと、頭をある考えがよぎりました。

そう言えば周りばかりで足元を確認して居ない・・・。

懐中電灯を足元に照らすと・・・。

「ギャー」

と、先輩の叫び声。

懐中電灯に照らされて現れたのは・・・。

仰向けになって居る女性の姿が・・・。

足は両方変な方向に曲がって折れて居て、腕も変な方向に曲がって居る・・・。

顔から血が垂れ流しになって居て、首が斜めに曲がって居て、目線だけがお坊さん達を捕らえている。

(・・・・・・・・・・・・・・・)

まるで金縛りにあった様にその姿に釘つけになっていると・・・。

「ペタ、ペタ、ペタ」

足が両方変な方向に折れている為、手の平だけでこちらに少しずつ近づいて来る。

「ペタ、ペタ、ペタ」

その姿に、恐怖を感じ、一目散に本堂に入り三人でお経を唱え続けました。

少し、明るくなり、安心感が襲って来てうとうとして居たら・・・

・・・バタ、バタ、バタ・・・

と、周りが騒がしく、目が覚めました。

急にお葬式が入ったらしく、朝から準備をしていました。

何時は、棺桶の中の仏様に色々準備をする為一度棺桶の中を開けるのですが、その時は、

「中は見ない方がいいですょ。」

と、葬儀屋さんの方に言われて、

(何故だろう???)

と、思い遺影に目が止まった瞬間驚いたそうです。

遺影に写っていた方は、昨晩見た、あの女性だったそうです。

死因は・・・飛び降り自殺で発見された時は、身体のあちこちが折れ曲がっていたそうです。

〇〇〇〇〇〇〇〇

また、お坊さんはこんな話しをしてくれました。

このお寺に良く参拝の方がいらっしゃる時に口にされるそうで、

「横にいらっしゃるのは、親戚のお子さんですか??」と、言われるので、

「はい。そうです。」

と、答えるのですが、お坊さんの横に子供は居てないそうです。

居てない人を普通に当たり前に見ている・・・

貴方が当たり前に目に写って居る「それ」は、

目を懲らすと、ひょっとしたら・・・。

この世の物では無いかも・・・・。

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ペタペタよりも
バタバタと忙しかったわけね