中編3
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河原の石

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これは、自分が小さい頃(8歳頃)に体験した話です。

小さかった為、細かな会話や、記憶が曖昧な部分がありますが、ご了承ください。

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当時の自分が学校から帰ってくると、

母とその友人(Aさん)が家の茶の間で話をしていました。

会話の内容は、最近Aさんが夜寝るときに金縛りに合ってしまい。体調が悪いという相談でした。

自分はAさんの事は知っていて、よく遊んでもらったり、一緒に出掛けたりもしていたので話に混ざり、

自分「金縛りって何~?」

…なんて話をしていたのを覚えています。

母「大事な話だから向こうで遊んでなさい!」

母に怒られその場を去りました。

その日はそんな感じで終わりです。

曖昧な記憶ですみません。

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次の日、

同じように家に帰ると茶の間でまた同じように母とその友人が会話をしていました。

また会話に混じり、

自分「Aさん今日はどうしたの~?」

と話し掛けると

母が怖い顔で

母「◯◯(自分)昨日の話を聞いてなかったわよね?」

なんて言ってきた。

自分で追い返しておいて…なんて事を考えながら

自分「なにも。お母さん達相手してくれなかったじゃん。」

Aさん「よかった。◯◯は関係ないもんね。本当によかった。」

なんて事を涙目で話していたのが印象的だった。

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その日の夜。

夜中ふと目が覚めた。

しかし、体が動かない

…なんだよこれ!

金縛りを知らなかった自分にはとても恐ろしい体験だった。

自分「…!」

声も出ない。

もがくこと数秒。

頭の上に気配がするのに気付いた。

しかし、怖くて上なんて見れない。

必死になって目をつぶっていたのだが、怖い思いに負け、目を開けてしまった。

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老婆がこちらの顔を覗きこんでいた。

自分「…!…!」

怖いが声が出せなかった。

しかし今思えばその顔はどこか優しい顔で

悪い感じ?はしなかった。

何もできず、気付いたら朝だった。

多分気を失うように眠ったのだと思う。

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翌朝、昨晩の出来事を慌てて母に相談した。

母は驚いて

母「そのお婆ちゃんどこにいたの!?」

と聞いてきた。

自分「頭の上…こっちの顔見てたんだよ。」

と答えた。

母「良かった。本当によかった…。」

と自分を抱き締めた。

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ここからがこの霊体験の真相です。

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その日、自分は母とAさんに連れられお寺?のような場所に連れていかれた。

Aさんには会うなり、ごめんね。ごめんね。と泣きながらに撫でられた。

そのお寺でお祓いを受け、お祓いをしてくれたお坊さんや母達に話を聞かされた。

実は母もAさんも同じように老婆が現れ、すでにお祓いを受けたのだという。

母とAさんが会話をしていた日の数日前、

Aさんは友人とキャンプに行き、河原の石を拾ったそうだ。

綺麗な石で庭に飾るつもりだったらしい。

しかし、その石にはあの老婆の念?のようなものが憑いていたそうだ。

それを持ち帰ってしまったAさんはすでに老婆に憑かれてしまったそうだ。

河原のような水回りには霊が集まりやすい。そして石には念が憑きやすい。

そんな話をされた。

詳しくは覚えてませんが…すみません。

しかしなぜ自分や母まで老婆を見たのか、

お坊さん曰く、老婆の特徴や石の事を聞いてしまうのが原因らしい。

申し訳ないですが、詳しくは書けないです。

理由は察してくださいね。

記憶にはないのですが、どうやら自分は母とAさんの会話からそれらを聞いてしまったらしいです。

そしてもうひとつ、老婆が出た場所についてだが、

なぜ母は一番に場所について聞いてきたのか…?

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足元に霊がきた場合…

人間は簡単に足元をすくわれるそうです。

足を引かれ、簡単に連れていかれると…

金縛りには気を付けてくださいね。

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