短編2
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小さい頃に見たもの

最初に言っておきますがそこまで怖くはないかもです(笑)

私は小さい頃よく幽霊が見えてた。見えてたってよりもたまたま視界に入ってしまった、のほうが正しい感じ。

今はもう零感に近い状態だから見えることもほとんどと言っていいほどない。

初めて幽霊を見たのは母の実家にお盆?の集まりの手伝いで行ったときだった。

母の実家は昔からよく出ると言われる幽霊屋敷扱いの家だった。母だけでなく叔母や母の従兄弟までも見たほどだ。

集まりの手伝いと言っても当時まだ小学校に入る前の私なんかは当然足手まといなので、罰当たりなことに親戚の子と仏壇の部屋の前の廊下で遊んでた。

しばらくして遊ぶのにも飽きた私は母のもとに行こうとして、ふと仏壇に目をやるとそこには仏壇の前で首を吊ってる女の人がいた。

白い着物に紫の帯で、セミロングの髪だった。顔はよく見えなかった。幼かった私でもそれが幽霊だってことくらいわかった。

びっくりしてたまたまそばを通りかかった親戚の人にそのことを話したら「うちよく出るからね〜」で済まされてしまった。

あれから何年もたった最近になってそのことを親戚の人に話してみたところ、そんな死に方した人はうちにはいないと言われてしまった。多分、私のことを驚かそうとしたのだろうとの話であった。

確かに昔からこの家に住んでいた母たちは慣れてしまったのか、叔母いたってはうるさいと幽霊に対して文句を言う始末だったので久々の客人に嬉しく思ったのかもしれない。にしても当時の私には結構怖かったので少し自重して欲しかった(笑)

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今度会ったら文句を言ってやることだな
「自殺するのはよくないぞ」ってな