短編2
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哀れな

夢を見た

 

道路で泣いている女性がいた

白のワンピースに白の帽子

黒髪で長髪 顔が見えないという

なんともありきたりな女性

なにがあったのか聞いてみると

 

「家に帰りたいんです」と言った

ふと 左を見ると歩道に乗り上げた少し汚れた白い車

 

なるほど 運転に慣れてないんだな

「大丈夫ですよ 僕が家まで運転しますから。だからあなたはタクシーで先に帰っててください」

全く何も思わずそう言って車に乗り込んだ

女性を見ると泣き止んで突っ立っている

やはり顔は見えない

 

僕はシートベルト クラッチ アクセル ブレーキ サイドブレーキ ミラーを確認して

ハンドルをギュッと両手で握り

ゆっくり前を向いて一言

 

「あ、俺免許ねぇじゃん」

 

そこで目が覚めた

 

はっきり言ってウケた

友達にも笑い話しとして話した

それから数日後

夜寝る前に耳元で囁くような声がした

何を言ってるのか分からなかったが

女性というのは分かった

少し怖かったけど気にせず寝た

 

さらに数日後

酔ってる時にその声のことを思い出し

「いるなら出てこいよ~」ってふざけて言った

気付いたら眠ってた

そしてまた夢を見た

 

家が雪山に移動して尚且つ

崖に少しはみ出てる

゙バチン゙という音で目が覚めた(夢の中で)

起き上がり窓から外を見る

その窓がやたらデカい

というより壁全てが窓だった

見渡す限り雪で真っ白

それが勢いよく下に滑っていく

雪崩だ

うおぉぉ と窓から離れる

ベッドが滑って窓から落ちた

それを取ろうと身を乗り出す

案の定一緒に滑って落ちた

 

起き上がろうとした時声がした

「見えるから気をつけて」

何が?という疑問はなかった

夢だから

もうその答えはでてた

落下した近くに洞穴がある

その入り口付近に

入ってすぐの所に

知らないオッサンの死体がある

なんで警察はこれを放置してるんだと思いながら

洞穴を見ないように顔を背けたら

目の前に小屋?があった

扉が無く犬小屋を大きくした感じ

その中にミイラみたいに黄色くて乾燥しきった死体

 

うわぁぁ と転げるように後退した

小屋全体が視界に収まった

黒いペンキみたいなのでデカデカと文字が書かれてた

3行書かれてたけど

最後の1行しか覚えてない

 

 

『哀れな女子高生』

 

そこで目が覚めた

怖い話投稿:ホラーテラー Pさん  

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