中編3
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危険なさんかくかんけい

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ある冬の日の昼下がり、友人(以下Aとする)と昼ご飯を食べていた。

最近あったこと、彼女のこと、旅行のことなど色とりどり他愛もない話をしていたが、突然Aが眉をひそめこう言った。

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「最近さぁ、妙なことがあるんだよね」

「妙なことって?」

「あのさー、おれの服がなんか少なくなっている気がするんだよね」

Aが1人暮らしをしていることもあり、僕は

「母さんが掃除しにきて、ついでにいらなさそうなん持って帰ったんちゃう?」と言った。

Aもしぶしぶながら納得したような感じで、その話題は終わりまた他愛もない話に戻っていった。

そしてその日Aと別れ、帰路についた。

いつもより生暖かい風が吹いていた。

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後日そのような話を忘れかけたころ、突然Aからlineで、今日宅飲みしない?とメッセージがきた。

ぼくは予定がなかったので、ええよー、と返した。

そして8時にぼくの家(Aと同じく1人暮らしです)集合ということになった。

時間が決まり、それまで時間があったので、ベッドで布団にくるまっているとウトウトして少し眠りに落ちてしまった。

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そのとき

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ピンポーン、となった。

時計をみるとどうやら8時のようだ。

モニターを軽く確認して、マンションのエントランスのロックをあけた。

そして玄関の鍵も開けておき、まだ眠く寒かったこともあり、ベッドに布団にくるまりにいった。

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ガチャッと玄関が開き、ぼくは布団にくるまりながらAの方を向かずに

「うぃーす」

と言った。

そのとき

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「ピロリーンピロリーン」

と携帯がなった。

どうやらlineがきたようだ。

Aからだ。内容を見て背筋が凍りついた。

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「悪い、今から家をでるから20分ほど遅れるわ(>_<)」

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えっ、えっ、じゃあ今後ろにいるのは誰?

そのときぼくの頭の中に1つの仮説が浮かんだ。

「服が少なくなっているんだよねぇ」

「モニターを軽く確認しただけ」

ってことは、、今後ろにいるのはAの服を着てAに似せているAじゃない「誰か」である。

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ぼくは勇気をふりしぼり、振り返りながら

「誰だ!」

と叫んだ。

振り返る時間が永久のように感じられた。

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「やぁ、こんにちは」

Aと背格好が似ているAの服を着た知らない男性が立っていた。

それにしてもAに似ている。

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そのとき気付くとぼくはAとのある会話を思いだしていた。

「おれの兄貴って少しアッチの気があるんまよねー。」

「アッチって?」

「少し男が好き的な。」

「へぇ、そぉなんや。」

とあまり深くつっこまなかったが、Aは

「なんか兄貴の部屋でお前の写真あったんだよ。」

「ないない。」

そのときはただ流していた。

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しかし、目の前の男性がAの兄貴だと考えれば全ての辻褄があってしまう。

Aのマンションにも堂々と入れる。

どうしようか??

と思っている間に、Aの兄貴はAの服を脱ぎ捨てた。

下は全裸であった。

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どうする?おれ?

あと20分でAがくるからそこまで粘らないとダメだ。

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ダメ?何がダメなんだ?

これはチャンスじゃないのか?

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何を隠そうぼくにもそういう気があることを

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そしてAのことが気になっていることを

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Aはまだ知らない

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面白い話ですね。
続きはスレ違いになるのかな(笑)

怖いか否かはさておき、作品としては面白いですね。

え?
実話って全部?

後日談が気になりますw

おホモ達になったのですか?

実話です。