短編2
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綺麗?

ある所に、とても美しい女がいた。

彼女は手足も長く肌も白くて、スタイルも抜群だった。

ある日彼女は、好意を持っていた同僚と、お酒の勢いで体の関係を持った。

「君の肌は綺麗だね。首も長くて、凄く綺麗だよ」

彼はそう言って、彼女の首に口づけをした。

彼と結ばれた事を喜んだ彼女は、毎日毎日連絡をした。

しかし、初めこそ連絡をとっていたものの、特に好意も無く、お酒の勢いでの一夜限りの関係だと考えていた彼は、そんな彼女を疎ましく思った。

その後、彼からの連絡は減り返事も来なくなってしまった。

彼女は“自分の美しさが足りない”からだと思い、嘆いた。そして、もっと美しくなりたいと思った。

あの夜に、彼に言われた言葉を思い出す。

『首も長くて、凄く綺麗だよ』

彼女は、彼に口づけされた首にそっと触れた。

次の日から、彼女は仕事場に来なくなった。

一ヶ月後...。

彼の携帯が鳴った。

液晶画面には、彼女の名前が表示されている。

驚いた彼は電話に出て、今まで何をしていたのか、当然仕事はクビになっている、などとまくし立てた。

すると彼女は、

“私は貴方に愛される為、美しくなった”

“部屋で待っているから来て欲しい”

とだけ言い、電話は切れた。

不審に思いながら、彼は彼女の部屋へ向かった。

部屋に着きインターホンを鳴らす...が、返事がない。

試しにドアノブを捻ると、何の抵抗もなくドアは開いた。

中に入ると、酷い悪臭がした。彼女の名を呼ぶが、返事がない。

悪臭は寝室の方からしている様だ。

彼は恐る恐る寝室のドアを開け、中を見た途端、ひっ!と息をのんだ。

部屋の真ん中には、彼女が座っていた。

だがその頭は天井からぶら下がるロープに引っかかった状態だった。

天井付近にある頭と、床に座る体の間には、異常に長い首があった。

彼が動けないでいると、ロープに引っかかった頭がゆっくりとこちらを見た。そして、にっこり微笑み、

「ドウ?私、綺麗ニナッタデショ?」

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端美豆様

コメントありがとうございます。

言葉足らずで分かりにくい話になってしまい、申し訳ありません。

説明をさせていただきますね。

まず彼女は亡くなっています。首吊り自殺です。
何故首が長いのかと言いますと、首吊り自殺をした人間が長い期間首を吊ったままでいると、腐敗が進みだんだんと体が下に落ちて来るのだそうです。しかし頭には縄がかかっていますので、頭はそのままの状態になり、体の重みに引っ張られた首が伸びてしまう...と言う事なのです。(これも間違いでしたら申し訳ありません)
悪臭の原因は、首を吊った際の彼女の汚物と腐敗した体からのものです。

読みにくく申し訳ありませんでした。
やはり創作にはまだまだ実力が足りない様です。

死ん様

コメントありがとうございます。

彼女の望む答えを言って、それが吉と出るか凶と出るか...。

ご想像にお任せします(笑)

悪臭の原因は何だろ?

動けないから全て…なのかしら?

それよりも生きてるの?

「あぁ、キレイになったよ」って言ってやりな。
それでそいつが成仏するか、一生憑りつくかは知らんけどな