中編4
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友達の家

相変わらず文章力は底辺です。

それでも宜しければどうぞ。

これは私も体験した話です。

その日は雨が降っていた。

まだ免許のなかった私と友達(以後.D)は、Dのお母様に車で迎えに来てもらい、2人でDの家で遊んでいた。

しばらくするとDの弟さん(以後、E)が、バタバタと部屋に入ってきた。

「お化け居た!!」

いきなりの事に驚いた私達は、口ぽかーん。

それに構わずEは喋り出す。

「さっきトイレ行ったんだよ!雨降ってるから中の!!」

Dの家は古い平屋で、トイレが中と外にあるのだ。

見取り図

┌──┐

│ WC│

└──┘

┌──┐

│車庫│

└──┘

┌──┐ ┌──┐

│離れ│ │母屋│

└──┘ └──┘

離れと母屋の入口は、お互いが向き合った場所にあり、車庫とWCは外にある。基本的にはこの外にあるトイレを使う。

そして、Eが言っている問題のトイレは、母屋の1番奥にあるそうだ。(図で言う、母屋の右角あたり)

雨が降っているので外に出るのが面倒だった為、そこを使ったらしい。

D「...ごめん(笑)もっかい言って」

E「だからぁ!トイレにお化けいた!!!」

D「マジかー(笑)どんなん?」

何故か笑うD。必死なEを見て面白がっている様だった。

E「なんか、めっちゃでかかった!!頭見えないぐらいのおっさんが立ってた!!」

D「え(笑)ヤバイなそれ(笑)」

私「天井穴空くじゃん。」

D「そーじゃん(笑)雨漏りしてたら困るで見に行こ」

3人で見に行く事に。

母屋に入り、トイレに向かう。ご両親は私を迎えに来た後で出掛けた様だ。

トイレの前で停止。

D「真面目に居たの?」

E「居たわボケ。じゃなきゃお前の部屋なんか行かんわ」

Eは冷静になってきたのか、口が悪くなっていた。

私「喧嘩の前に早く開けようよ」

D「そうだね、じゃあ、3.2.1!で開けるからね?」

私.E「OK」

D「行くよ...」

3.2「バンッ!!」

私.E「...」

D「やっぱ居ないじゃーん(笑)」

E「お前ちゃんと数えろよ...てか、本当だ...なんで?さっきいたのに!!」

私「寝ぼけてたんじゃない?」

D「そーだよ、ラリってんなよ(笑)」

E「寝てねぇしラリってねぇし!!や!でもいたんだよ!!」

D「わーかったって!それよかあたし使うから散れ散れ!!」

Dにしっしっ、とされて、私とEは離れの部屋に戻った。

Eはまだ怖いのか、Dの部屋まで着いてきた。部屋に入り一息つく。

E「本当に居たんすよ...」

私「わかったから(笑)むしろ居なくて良かったじゃん?」

と、なんやかんやとしゃべっていると、バタバタとDが入ってきた。

D「お化け居た!!」

あれこれデジャヴ?じゃなくて、

私「どう言う事?大丈夫?」

横ではEが、やっぱな!!とか喚いて居たが無視した。Dの顔色が真っ青だったからだ。

D「マジだって...」

私「わかったから、どうしたの?」

D「居たってか、聞いたんだけど、トイレ入ってたら、足音して、なんか軽いのが走るみたいな音。最初チビ太(D家で飼ってるチワワ)かと思ったんだけど、見た時ゲージん中だったし。」

Dは小刻みに震えていた。

D「...子どもの走り回る音、みたいな。ヤバイよ、マジ、居たよ。」

私「子ども?それって座敷童じゃない?」

D「座敷童?」

座敷童。

言わずと知れた子どもの妖怪。基本悪さはしない。座敷童がいる家は安泰だとか幸せになれると言われている。お菓子が好きで、よく勝手に持っていったりするのだとか。

私「たぶんそうだよ。」

確証は無かったが、不安にさせるよりはましだろうと思った。

D「なんだ、座敷童か...。なら大丈夫だよね」

E「てかねぇちゃんもビビってたじゃん(笑)」

D「は?ビビってないし?てかなに勝手に人の部屋入ってきてんの!?出てけ!」

騒いで忘れてるみたいだけど、Eが見たおっさんは座敷童じゃない筈。

ではなんだったのか?八尺様の男版?もしかして、凄くタチの悪い者かな?

考えても分からない。

だが、2人が忘れてるなら無駄に不安がらせる事もないと思い、何も言わない事にした。

いざとなればDのお婆さんがなんとかすると思ったし。(Dのお婆さんは霊感があるそうで、そのての知り合いも多いのだとか)

だから、今ドアの外で聞こえた子どもの走る音も、聞こえない事にした。

余談

Dが部屋に駆け込んで来る前の、Eと私の会話。

私「そういやEくん、なんでトイレに居たのが“おっさん”って分かったの?」

E「え?だってすね毛生えてたから」

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