短編2
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チビの恩返し

俺が小学四年生くらいの時の話

僕は動物が凄く大好きで動物の中でも特に猫が好きでした。

ある時学校から帰っていたら、猫の鳴き声が聞こえました。すぐ隣の公園からかなぁと思い、公園に入ったら少し小さめのダンボールが置いてありました。なかを見ると小さくて可愛い猫が居ました。凄く可愛いかったので、持ち帰りました。家族も猫が大好きだったので、了承を得て飼うことになりました。

その猫の名前をチビと呼ぶようになりました。チビはとても大人しく、噛んだり爪で引っ掻いたりは一切ありませんでした。

そして、僕が小学六年生になった時あまりチビと遊ばない様になっていました。久しぶりに遊ぼうかなとおもい、猫じゃらしを使った時に、何度も腕、足を噛まれました。僕はチビに怒ってしまいました。

次の日、チビは何処を探しても見当たりませんでした。家族に「チビは?」と聞くと、「何それ」「誰それ」という反応でした。僕は外の色々な所を探しました。が、全然見つかりません。家族もチビの存在を忘れている様に振る舞われました。

そういう事があって一ヶ月くらいたった時、家族と喧嘩してしまい、夜九時くらいに怒って家を出ました。外は真っ暗でした。誰もいない狭い道路を渡ろうとした時、車がもうスピードで走ってきました。僕はダメだと思いました。そのとき微かにですが、猫が一匹車のボンネットに乗っているのが見えたような気がしました。そして、車は失速していき、僕に当たる前に止まりました。僕が見た時には猫は居ませんでした。僕は「チビが恩返しで僕を助けてくれたんだ」と、そう思うことにしました。

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