短編2
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通称・青木トンネル

自分の住んでる地域から、六文銭で有名な地域に行くとき、いくつかルートがある

その中で一番利用したくないルート、青木村経由の道

そのルート上にある

通称・青木トンネル

ここは出るというのもあるが、後日談がかなり厄介

自身で体験出来ればより真相が解るが、

実際行ってみたが何も起らず、また友人から聞いた体験談になってしまう

S州大学生のサークル仲間男女6人集まり、深夜に集まり心霊スポットに行くことになった

行き先は青木トンネル

いざ着くと辺りもトンネルも真っ暗で、トンネルは狭く迫力満点

車の往来は無いに等しい時間帯だった為、徒歩でトンネル散策へ

二列に並び他愛もない話をしながら、懐中電灯の灯りを頼りにトンネルに入る

何か起きることなく、あっけなくトンネルを抜け

やっぱ出ないかぁw

と話ながらまたトンネルを通り

車に向かう、すると…

……ヒタヒタ……

一番後ろにいたペアが音に気付く

『…誰か後ろにいる…?』

…………ヒタヒタ……

素足で歩いてる様な音

気のせいか…と思うが、怖くて振り向けない

次第に近付いて来るような恐怖感に襲われ、前を歩くペアを早く行こうと急かす

何も知らない前のペアが後ろを振り返ると、

後ろのペアの後に、

何人も何人も何人も…

行列が出来ていた

『逃げろ!』

一番前のペアは戸惑ったが二番三番ペアの叫びを聞いて、一大事と感じ一緒に走った

トンネルを抜け慌てて車に乗り込み発進

車からトンネルを見ると

大勢の人影が

トンネルから溢れ出していた

それから数日

トンネルに行った6人は

次々と災難が降りかかる

車を持つ者は、怪我こそ軽いが車を大破する事故を起こし、

無い者は、高熱を出したり階段から落ちて怪我したり

それも嫌な事に、

トンネルに入って行った順に起り、

最後まだ何も起きず残っているのが、これを話してくれた友人

『俺だけ残っちゃってさぁ、もう本当嫌になる。

何が嫌って、何が起きるかと思うのも嫌だけど…

先に事故ったりした奴ら皆俺と会う度、

「次はお前だ!」

っていうんだぜ。

あ〜気が滅入る…』

以上が青木トンネルの話でした

ベタでしたね

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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