長編13
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心霊スポット

これは佐藤が高二の冬休みの終わり頃に体験した心霊事件だ。冬休みがあと三日に迫っていた佐藤は課題も全て終わらせてしまったために暇をもて余していた。そんな佐藤の元に一本の電話が入る。

ガチャッ。「もしもし。」「あっ、佐藤か?」電話の相手は勤だった。「勤か、急にどうしたんだ?」「いや、今夜お前暇かなと思って。」「今でも十分暇だよ。」そう答えると勤は「じゃあ、今夜一緒に行かないか?」と佐藤を誘ってきた。「行くってどこに?」

佐藤の質問に勤は「場所は後でおしえるよ。理子も来るんだけど行くか?」

「まぁ、どうせ暇だし構わないけど。」「よしっ、決まり!じゃあ、今夜八時にお前ん家に迎えに行くよ!じゃあまたな!」「お、おい勤!」

「それからひょっとしたら朝帰りになるかもしれないから親にも許可取れよ!まぁ、俺も理子も親は明後日まで用事で帰って来ないし課題も全部終わって暇だからいいんだけどな!」

「俺の方も母さんやじいちゃんは仕事で明後日まで帰って来ないから別にいいけど。」「何だ、お前の所もか!ならちょうど都合がいいや、じゃあ今夜八時に迎えに行くからそれまでに飯とか済ましとけよ!」「ちょ、ちょっと待てよ!」佐藤が慌てて呼び止めるも電話は一方的に切れてしまった。

佐藤はやれやれと思ったが、内心は「どこに行くのか分からないけど暇だしまぁいいか。」と思っていた。

夜八時になって勤が理子と共に佐藤を迎えに来た。「よっ、佐藤!準備出来てるか?」勤が機嫌良く話かける。「ああ。飯も済ましたし」準備出来てるよ。」佐藤がそう答えると勤は「よし、出発だ!!」と大きな声で叫んだ。

それから佐藤たちは駅に向かって電車に乗り、一時間ほどである山中に到着した。「山?ここが目的地なのか?」佐藤が尋ねると勤は「いや、本当の目的地はこの先だよ。」そう言って先に進んだので、佐藤もやむなく後に続く。

やがて三人の目の前に一つの建物が現れた。「着いたぜ。」「ここが本当の目的地なのか?」「ああ!」その建物は見るからに古そうな廃墟のホテルだった。「ここ、何なんだ?」佐藤の質問に勤は「見ての通り廃墟のホテルだよ!」と答えた。

「まさか、ここって心霊スポットなんじゃ。」佐藤が嫌な顔で勤に聞いてみると勤はこう答えた。「当たり!この辺では有名な心霊スポットだよ!」

「何で目的地が心霊スポットだって事を教えないんだよ!?」佐藤が不機嫌な態度で怒鳴る。しかし勤はしれっとした顔で「だって心霊スポットに行くなんて言ったらお前嫌がるだろ?だから理子と二人で相談して着くまで内緒にしようって決めたんだよ!」と

言った。

佐藤がハメられた事に憤慨しているとそこに五人の男女がやって来た。「まぁまぁ佐藤君、落ち着いて。」「えっ?あなた、どうして僕の名前を?」「俺が教えたんだよ!」「勤が?何で?一体誰なんだこの人達?」

そこで勤が長たらしく説明するが、まとめるとこうだ。

まず、ここにいる五人の男女の内の一人が勤のいとこであり、後の四人はその従兄弟と同じ大学のオカルト研究会の一員らしい。ちなみに何で今回一緒に心霊スポットに来ているのかと言うと、何でも勤が従兄弟に佐藤のことを話したらしい。

そこで勤の従兄弟は佐藤に興味を持ち、佐藤を連れて大学のオカルト研究会の仲間と共に従兄弟の地元で有名な心霊スポットであるここを探訪しようと決めたようだ。勤もその案に賛成して今度の冬休みに行こうと決めたのだ。

そしてその計画を実行し、今に至るわけだ。そこまで説明した勤は五人の自己紹介をした。

まずは一人目、西川結城(にしかわゆうき)。大学のオカルト研究会の部長であり、勤の従兄弟。性格は温厚であり、頭も良く、部員からも信頼されている。現在大学三年・21才。

次は二人目、川上百合葉(かわかみゆりは)。大学のオカルト研究会の副部長で才色兼備。結城の彼女でもある。性格はおっとりしていて気立てが良い。現在大学三年・21才。

続いては三人目、風間末彦(かざますえひこ)。大学のオカルト研究会の部員であり、結城・百合葉とは同級生。性格は冷静沈着であるが、大学では遅刻・欠席が多い。現在大学三年・21才。

さらに続いて 四人目、南澤淳平(みなみさわじゅんぺい)。大学のオカルト研究会の部員であり、大学の近くに住んでいる事から今まで遅刻したことは一度もない。性格は人見知りの為に控え目であるが、このサークルの仲間と一緒なら主に積極的になる。現在大学二年・二十歳。

最後の五人目、神村佳奈(かみむらかな)。大学のオカルト研究会の部員であり、五人の中で最年少。性格は真面目であり、提出物も期限をしっかり守っていて、今の所皆勤。現在大学一年・19才。

以上で五人の紹介は終わったが、今後五人の事は名前で表すので、ここでしっかり覚えてもらうとこの先が分かりやすくなるはずだ。では話に戻ろう。

自己紹介を勤が終えると結城について全員中へ入った。「うわー、こりゃあすげぇや。想像以上に雰囲気あるよ。」勤が中を見渡すなり、そう呟く。中はホコリとクモの巣だらけで、このホテルの当時の物がいくつか散乱していた。

一階は全員で見渡したが特に何もなく、二階へ向かった。因みに言い忘れていたがこのホテルは五階建てであり、屋上には鍵が掛けられていて入れない様になっている。それから佐藤たち三人は電車と歩きで来たが、結城たち五人は結城の運転の車でやって来たのだ。

その車は八人乗りのワゴン車であり、このホテルの外の駐車場に停めてある。さらにこれも言い忘れていたが八人共懐中電灯は全員しっかり持っている。話が途中でズレたが再び本題に戻ろう。

二階への階段を登っている途中で佐藤はある質問をした。「そう言えば、ここってどうして廃墟になったんですか?それからここって何らかの噂ってありますか?」佐藤の質問に対して結城はこのホテルについて調べたことを詳しく教えてくれた。

何でもこのホテルは20年前に建てられて繁盛していたが、10年前に殺人事件が起こった上に客や従業員の何人かが幽霊を部屋や廊下や浴場でたり した為に一気に繁盛しなくなって営業停止になって潰れたらしい。

その後に買い手がつくこともない上に取り壊されないまま現在に至るとの事だ。因みにこのホテルが心霊スポットと呼ばれる様になったのはある噂がたったからだ。それはこのホテルで殺人事件が起きてから様々な心霊現象が起きたので、地元の人々は殺された被害者の女性の霊が

様々な心霊現象を引き起こしたんではないか、ここは昔戦時中の負傷兵を収容する病院であったから戦死者たちの霊が今でもこの廃墟をさ迷ってるんじゃないか、等といった噂だ。

「でもその噂って本当なんですか?」結城の説明を聞き終わってから佐藤が質問する。「ああ。なくとも調べた所、ここが昔戦時中の負傷兵を収容する病院だったという事はね。」

「戦死者の霊が出るっていう噂も本当らしいよ。ここを訪れた奴らの中にもここで負傷兵や戦死者の霊を見たっていう奴らがいたらしいから。」

「因みに10年前に起きた殺人事件ってどんな事件だったんですか?」「それがあいにく詳しくは分からなかったよ。地元の人に聞いても誰もが教えてくれないし、ネットで調べてもただ宿泊客の女性が刺殺されたっていう事ぐらいしか載ってないし。」

「そうですか。申し訳ありませんが、今から電話をかけてもよろしいですか?」「ん?どこにかけるんだい?」「知り合いの石田刑事にここで10年前に起きた殺人事件の詳細を聞こうと思って。」

「えっ?君、警察に知り合いが居るの?」「はい、警視庁捜査一課に所属している刑事さんが一人。実はその人、霊感刑事なんです。」佐藤は結城たちに石田刑事の事を詳しく話し、電話で調べてもらえる様に頼んだ。

「じゃあ、その刑事さんから連絡が来るまでに二階を調べよう!」結城の意見に全員賛成して二階を調べる事になった。しかし、二階にも特に何もなかった。二階を調べ終わった所で佐藤の携帯に石田刑事からの連絡が届いた。

ここからは石田刑事が調べてくれた事だ。内容は殺人事件についての情報だけだ。ー10年前、このホテルで一件の殺人事件が起きた。現場はこのホテル三階の303号室。被害者は竹田志織(たけだしおり)・23才。職業はOLで、彼氏の男性と二人旅だったらしい。

加害者はその彼氏の男性であり、内村稔(うちむらみのる)・25才。職業は会社員。殺害方法は内村が持っていた登山ナイフ一丁で刺殺したようだ。しかし内村は被害者を殺害した後すぐにホテルから車で逃走したらしい。警察はすぐに行方を探したが、

今に至るまで見つかっていないらしい。殺害した動機も不明のまま現在にいたる。ー

という事らしい。佐藤は石田刑事にお礼を言って電話を切った。

「フーム、未解決の事件か。」結城は話を聞き終わるなり、深刻そうな表情になった。「どうします?上に行きますか?」「ああ、もちろん。」それから今度は三階に向かった。向かっている最中に佐藤は嫌な予感がしたが、とりあえず皆には黙ってる事にした。

佐藤たち八人は三階もくまなく調べたが特に何もないまま残る303号室に入った。そう、殺人事件があった部屋だ。室内はホコリを被っていたり、クモの巣が張ってあるまま、当時の物がそのままになっていた。

「ここが殺人のあった部屋か。」「ここも特に何もなさそうだな。」「佐藤、お前は何か感じるか?」佐藤は今までどの階も勤たちに頼まれて霊視していたが、「別に何も。」と言って過ごして来たが、今回は違った。

佐藤はずっと部屋の中を見渡したまま、動く事も話す事もしなかった。勤たちの呼び掛けにも一切動じなかった。しばらくして佐藤は数珠を取りだし、目を瞑って数珠を持ったまま手を合わせた。すると部屋の空気が変わるのを勤たちは感じた。

「よし、終わった。」佐藤がようやく口を開いた。「お前、今何やったんだ?」気になった勤が佐藤に問い掛けた。すると佐藤はこう答えた。「浄霊だよ。 」「浄霊って事は霊を成仏させたって事?」今度は結城が質問する。「ええ、そうです。」何でも佐藤が言うには

部屋に入った時点で被害者の女性の霊がいることに気づいてたそうだ。そして皆が部屋から出ようとした時にその被害者の女性の霊と対話して浄霊したとのことだ。その対話の内容はこうだ。

ー佐藤「あなたは今から10年前にここで起こった殺人事件の被害者の竹田志織さんですね?」佐藤がそう話しかけると、女性の霊は今まで部屋の中央で俯いたままだったが、突如顔を上げた。上げたその顔は驚いた表情をしていた。

竹田「私が視えるの?あなた誰?」 佐藤「僕は佐藤渉、霊能者です。あなたを成仏させようと思ったんですが、成仏しますか?」竹田「嫌よ!アイツが捕まらない限り、絶対に!!」竹田の霊は物凄く怖い顔をして佐藤に怒鳴った。

佐藤「アイツと言うのはあなたを殺害した加害者の男性・内村稔ですね?」竹田「ええ、そうよ。私を殺しておいて、ずっと逃げ回ってるなんて許せないわ!」佐藤「何故あなたは殺されたんですか?」竹田「アイツ、最初から私を殺す気だったのよ!」

佐藤「じゃあ、計画殺人だったと?」竹田「ええ、そうよ。アイツ、私を殺して別の女と結婚するつもりだったのよ!」佐藤「つまりあなたが邪魔になったから殺したんですか?」竹田「その通りよ。まぁ、本当は私を殺して何処かに埋めに行く気だったようだけどね。」

佐藤「そのハズが予定を急遽変更したんですね?」竹田「そうよ。深夜に私を殺して山の中に埋めに行くつもりだったんでしょうけど、私が浮気相手とのやり取りのメールを見て別れるって言った途端に怒って夜七時に殺害してしまったのよ。」

佐藤「なるほど。それでやむなく彼はあなたを殺害した直後に荷物を持ってここを去ったわけか。」竹田「時間が夜七時で、まだ起きていた近くの宿泊客が私の悲鳴を聞いてドアをノックしたの。それでアイツ、慌てて荷物を抱えて逃げたのよ。」

竹田「警察もまだ捕まえられないから私が直接アイツの元に向かったわ。けど、どうする事も出来なかった。アイツは私に気づきもしなかった。だから、アイツが捕まるまで私はアイツを許さないし、成仏なんてしないわ!」

佐藤「確かに彼がやった事は許される事ではないし、殺されたあなたの気持ちもよく分かります。しかし、だからといっていつまでもここにいたら、ここに縛られて怨霊化しますよ。」

竹田「怨霊化?」佐藤「そう、この土地は戦時中、負傷兵を収容する病院だった。だからさ迷える負傷兵やその他の戦死者たちの霊が大勢いる。そう言った霊に取り込まれたらいずれ怨霊になってしまいます。だから一刻も早く成仏するべきなんです。」

佐藤「例えそれらの霊に取り込まれなくてもあなたの心につけいろうとする邪霊に取り込まれる恐れがあります。だから成仏してください。」

竹田「でも、例え私が成仏してもアイツが捕まるわけではないんでしょ?だったらアイツが捕まるのを待ちたいわ。」佐藤「彼は必ず僕が知り合いの刑事に頼んで捕まえてもらいます。幸い時効まであと五年はありますし。それに彼の居場所も分かりましたし。」

竹田「え?どうして分かったの?」佐藤「あなたの話を聞いてるうちに居場所が頭の中に浮かんできたんです。彼の顔や名前も。居場所は東京都内の廃ビルで、生活費は両親の遺産でたてている。そして今は伊藤俊彦という偽名を使っている。」

佐藤「ちなみに顔はサングラスやマスクで隠して買い物をしてるようですね。それから散髪は近くの古い理髪店で行っている。どうやら店主はテレビや新聞を見ない人だから彼が指名手配中の殺人犯だという事は知らないようです。さらに風呂の方も時々親切な店主に頼んで使わせてもらっている。」

佐藤「これで彼は警察に気づかれずに生活しているわけだ。」そこまで聞いた竹田の霊は興奮して「そうよ!全くその通りよ!!」と言った。佐藤「どうです?彼を捕まえるのは僕に任せてあなたは成仏しませんか?」

佐藤の問い掛けに竹田霊はしばらくの沈黙の後、こう答えた。竹田 「ええ、そうね。そうするわ。是非成仏させて!」佐藤「分かりました。では、今からあなたに光を示します。」そこで佐藤は数珠を出して手を合わせた。

すると光が竹田の霊を包み込み、竹田の霊は姿を消した。ー

以上が佐藤と竹田の霊の対話だ。「すげぇ。あの沈黙の間にずっとそんなことを?」勤が佐藤の話を聞き終わるなり、興奮して尋ねた。「ああ、何とか成功したから良かったよ。」「じゃあ、もう被害者の女性の霊は二度と現れないんだね?」今度は結城が尋ねる。「ええ、二度と現れません。

でも、後で石田刑事に伝えなければなりません。犯人の居場所を。」「そうだね。」その後佐藤たちは五階までくまなく調べたが、結局何一つ出てこなかったので帰る事にした。そこで一階まで降りたが、突然理子が倒れてしまう。

「理子!?」理子は起き上がるなり、大声で笑い始めた。「ハハハハハハ!!」「どうしたんだよ、理子!?」「しまった!」佐藤が顔をしかめる。「佐藤?」「佐藤君、一体どうなってるの?」勤や百合葉が必死になって佐藤に問い掛ける。

「どうやら戦死者の霊たちが理子に取り憑いたようだ。」「そ、そんな。」佳奈は泣き出し、淳平や末彦はパニックに陥ってしまう。結城と百合葉が必死になって三人を落ち着かせようとするも、なかなか落ち着きそうにない。

佐藤は数珠で理子の背中を叩いて理子に憑いていた戦死者の霊を除霊した。戦死者の霊たちは集まり、佐藤に襲いかかろうとする。佐藤は数珠を振って霊たちの襲撃から身を守る。佐藤は皆に理子を連れて車に戻る様に促した。皆が外に出ていったのを確認した

佐藤は数珠を持って霊たちと対話を始めた。「さあ、他の戦死者たちにこれからするようにお前たちも上に上がりたいか、それとも地の底に封じ込められたいか決めるがいい。」しかし怨霊化してしまった戦死者の霊たちは「お前の言うことなど、誰が聞くものか!!」と叫んで佐藤に襲いかかる。

佐藤は「ならば仕方ない。」と呟き、除霊を始めた。「お望み通りに貴様ら怨霊共全員、地獄に堕ちるがいい!未来永劫に封印!!」「ギャアーッ!!」佐藤が叫ぶと怨霊たちは揃って叫び声を上げながら地獄に堕ちた。

その後佐藤は全ての階にいた残りの戦死者と負傷兵たちの霊を一階のその場に集めて、三階の竹田志織の霊にやったのと同じ方法で浄霊した。すると全員光に包み込まれて「ありがとうございました。」と佐藤にお礼を言って成仏した。

「終わったのか?」車に戻って来た佐藤に勤が質問する。「ああ、終わったよ。」それから佐藤は結城たちにも先程の事を全て説明した。「なるほど。すごいね、君は!勤が言った通りだ!」結城が佐藤の話を聞いて興奮して答えた。

今度は百合葉が佐藤に尋ねる。「もうここは心霊スポットではないの?」その問いに佐藤は「ええ、もう二度と何かが出てくる事はありません。ここは心霊スポットではない、ただの廃墟のホテルです。」と答えた。

その後佐藤たちは結城の車で廃墟のホテルを後にした。佐藤と勤と理子は佐藤家に送られ、結城と百合葉と佳奈と淳平と末彦は結城の家に泊まる事になった。勤と理子も佐藤家に泊まる事にした。ちなみに時間はすでに深夜三時だった。

一夜明けた翌日の夕方。自宅に帰宅する勤と理子を見送った佐藤は石田刑事に連絡をして、10年前の殺人事件の犯人・内村稔の居場所を伝えて逮捕を頼んだ。そしてその翌日の夜、冬休み最後の日に石田刑事から連絡があり、内村稔は逮捕されたとの事だ。

佐藤が言った東京都内の某廃ビル付近の古い理髪店で聞き込みをした所、そこへ月に一回訪れていると突き止めたらしい。しかも、丁度その聞き込みを終えて店を出た直後に内村稔が散髪の為にそこを訪れたので捕まえる事が出来たようだ。どうやらその日が散髪に訪れる日だったらしい。

そこまで聞いた佐藤は石田刑事にお礼を言って電話を切る。その夜、佐藤の夢の中に竹田志織が現れた。とても明るい所にいて、笑顔で佐藤に「ありがとう。」とお礼を述べた。そこで佐藤は目覚める。これで一件落着という気分で佐藤は晴天の下、始業式に出る為に学校へ向かった。

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