中編4
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藁人形の怪

今日もまた、僕と友人Tと友人Yで12時頃心霊スポットに行っていた。

だが、今回の心霊スポットはハズレのようだ。

山の中をダラダラと歩かされた。

すると、イラつき気味のTが「チクショー、出て来いよ幽霊!」と、怒鳴った。

僕とYは無理矢理連れられて来ただけなので正直どうでもよかった。

だが僕自身、幽霊には多少興味があり、一目見てみたいとは思っていた。怖いけど…

Yはとても眠そうだった。

Yは幽霊には関心がなく、非現実的な事は信じない沙汰で、自称数学得意らしい。

そんなことはさておき、Tの機嫌が非常に悪い。

僕はTをなだめるために、「T、そんなに怒るなよ、町についたらお前の大好きなビビンバ丼おごってやるよ」と、焦りながら言った。

Tはよほど嬉しかったのか「おぉー○○(←My name)太っ腹ぁ!」

と、機嫌を取り戻した。

だが、この山を降りるのにはあと、30分程度かかる。

Yはめんどくさそうに「not重労働」などと呟く…意味不明(笑)

僕たちは相当疲れたのでそこから会話が途切れた…

深夜の森だ、耳が痛くなるほど静かで気味が悪い、今夜は満月で辺りが月明かりで照らされていて、一本道で、迷うことはまず無いだろう、10分くらいたったのだろうか、時間は2時くらいだろうか丁度、丑の刻だ…

すると、遠くから突然「ぐぎゃぁぁぁあぇぇ」このような奇声が聞こえて来た。

3人はすぐ気付いた。

Tは嬉しくなり「おっ?幽霊様のお出ましか?」と、言う。

僕は怖いけど興味があるので、「音源に行こう」と、言ってしまった。

Yは平常心を保ちあくびしていた。

音源の方に走って行くと、白い着物を着た男の人?女の人?どちらとも言えないが、髪が長いので恐らく女の人がいた。

Tは興奮して「来たーーーーーーーーー!」と、大きい声で言った。

僕は慌てて「わっ、バカヤロゥ聞こえる」これもまた大きい声で言ってしまった。

幸い聞こえてないようで行ってしまった。

すると、Tが「あれさぁ、人間じゃなかった?何やってんだあいつ」疑問交じりに言う。

女の人がいたところへ向かうと、そこには藁人形があった。

藁人形には高校生の男の子の顔があった。

髪は金髪で耳にはピアス、ヤンキーの様な人の写真だった。

Tは焦ったのか「お、落ち着いて警察に通報だ」と言った。

しばらく其処にいると背後から「カサッカサッ」と、木の葉を踏み潰す様な音が聞こえて来た。

あの、”女が来る"と言う感覚に襲われて、とっさに3人は大木に身を隠した。

案の定、女は来た。

50代くらいの中年で「ぎゃあぁぁえぇぇえ」と奇声を発しながら釘をハンマーで打ち付けていた。

僕たちはヒソヒソ会話をしていた。

T {おいおい、あのババァ絶対キチってるぜ}

Y {アベノミクスがある時代だ、あんなのもいておかしく無い}

僕 {いや、てか、アベノミクスって何?}

Y {アベノミクスはなぁ、阿部さんが色々ミックスさせた物なんだ}

僕 {初耳}

T {それどころじゃないだろ}

僕 {んだ}

と、その時だ。

Tがバランスを崩し木の影から出てしまった。

3人が硬直状態になってしまった。

女は気づき「見ぃたぁなぁ~」と言う。

女は目が憎悪に満ちており、表情が恐ろしく、「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」と奇声を上げて襲いかかって来た。

3人は驚いて絶叫しながら、猛スピードで逃げ出した。

途中、僕がつまづいて転んでしまった。

女は気持ち悪い笑みを浮かべ、「ぐへへへへ」と声を出し、手に持っていたハンマーで殴りかかってきた。

僕は”もう、終わりだ…”そう確信したときだ、Tがダッシュでこちらがわに向かってきた。

女が目を逸らした瞬間に僕は立ち上がり逃げた。

女は「ぐぅぞぉぉぉぉぉぉぉお」

と叫び、また追いかけてきた。

真夏の夜の運動会を繰り広げているとTの車が見えてきた。

あと、5mだ…

車に着いて、乗り込んだが、車にはTとYが乗っていない。

焦っている間に、女が来た。

焦りに焦って思わず「ごめんなさぃぃぃぃ」と、叫んでしまった。

だが通じる訳もなく、女は「ぎょぇぇぇええぇい」と叫び、ハンマーで窓ガラスを割ろうとしていた、「ガシャンッ!ガシャンッ!」少しずつガラスにヒビが入ってくる、「ガシャンッ!」もう、割れる…と思った時だった。

後ろからTが来て、木で女の頭を殴った。

女は「ぐひぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ」と断末魔を上げて、気絶した。

Tは勝ち誇ったように「どんなもんだぃ」と勝利の一言を述べた。

僕は「助かった」と呟いた。

Tが車に乗り込んで、しばらくするとYも来た。

女が起きないうちに車を発進させ、森を出ようとした…が、女が起き上がった。

だが、こっちは3人、さらに車の中、スター状態だ。

3人は無言だった。

しかし、女は追ってこなかった。

僕は見たんだ、あの女が地面に僕たちの車のナンバーを書いているのを…

町に着いて、約束通りビビンバ丼をおごってやった。

あまり、美味しくは無かったようだ。

それからしばらくして、ある女が逮捕されたのをニュースで見た。

ニュースはごく一部の地域のみだった。

その女の顔を見て、僕は鳥肌がた

たったあの夜見た女というのもあるが、近所の人間だったのだ。

あの時は月明かりのみで見づらかったのだが、確信に変わった。

あの女は昔、精神病院に運ばれた女だったのだ。

どうだったでしょうか?今回は霊などではなく、人間の恐怖というものをモチーフに作ってみました。

僕の近所にもその様な人間がいて「こんにちは」と声をかけると、睨みつけてきて、少しうるさく話していると、急に「うるせぇぇ」

と叫んで来るおばはんがいました。

後に、精神病院に運ばれたそうです。

PS. Yのキャラ定まってない^_^;

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>>( ̄– ̄)s

コメントありがとうございます。
ちょっとユーモアを加えてみました。

>>ドンベイs

コメントありがとうございます。
僕はまだまだ力不足です。

面白かったです。
阿部さんが色々ミックス、ウケました(笑)

なかなか怖いですね♪

>>あゆs

コメントありがとうございます。
マジキチはやっぱり怖いですね…
考えられない行動とるんで^_^;

これは?実話?創作?
街に沢山居るマジキチの方ですか?(-ω- ?)

TとY...いい友達ッ(笑)Y数学得意なのに安部さんが色々mixしたとか..ぉバカキャラ

近所にマジキチとかキツイですねNo!No!No!(*''v`*)b))゙

今回も身近に居そうなマジキチで怖かったです!
マジキチは霊よりヤバす(  Д ) ゚ ゚