黒い灰の死神と歩行器の少年

長編20
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黒い灰の死神と歩行器の少年

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これは去年の事です。

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私は胆嚢炎(胆石)を患ってしまい入院する事になってしまいました。

入院事態は何度か経験してるのですが...

胆石が結構デカイらしく、一度胆石が出来ると癖になるみたいで...

胆嚢という臓器を取り出してしまう手術...

胆嚢摘出手術を受けないとダメになってしまいました。

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手術事態は初めてで、色々な事を医師や看護師さんから説明をされました...

胆嚢摘出手術事態は珍しい手術ではないらしく、手術が失敗する確率はほぼ無いと言われ、かなり安心したのを覚えてます。

入院の期間は一週間位の予定で、初日と二日目で検査、その検査で問題なければ、三日目で手術...

手術後問題無ければ、術後4〜5日で退院出来るという話でした。

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入院をする前に何度か通院して検査をしていたので、初日と二日目は簡単な検査しかなく…

やる事がなくてほとんどベッドの上で携帯をいじくっていたような気がします。

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毎日嫁が見舞いには来てくれましたが…

毎日顔合わせてるし、来てくれるのは仕事帰りで、そんなに話す事も無いし、病室に入ってきた途端「疲れた〜」を連呼…

仕事の疲れもあった様で、用を済ますと直ぐに帰ってしまいました…

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友人や会社の同僚等も見舞いには来てくれるのですが…

私を見舞いにくるって感じじゃなくて、病院に遊びに来るって感じで(笑)

看護師さんにチョッカイ出したりして怒られてたような気がします(笑)

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私が入院したのは3階、外科の四人部屋(大部屋)でした…

私以外は結構年配者だったし…

ちょっと人見知りもあり(笑)

あまり話もしませんでした。

余りにもやる事が無くて、入院から半日で入院生活に飽きてきていました(笑)

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そして...

入院した初日、消灯時間(9時)になってもいきなり眠れる訳がなく…

私は財布と携帯を持って1階にある自販機のある所まで暇つぶしに行きました…

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自販機でジュースを買い、近くの椅子に座り、辺りを見ると…

1階に緊急外来があるので、そこには人が何人かいるようでしたが...

他の所は人影がなくシーンと静まり返っていました。

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1階は病棟と違い薄ら寒く、昼間は人が多いので気になりませんでしたが…

夜は人影がほとんど無いのでちょっと不気味な雰囲気を醸し出しています。

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私はジュースを飲みながら携帯を夢中でいじくっていると ...

何処から来たのか...ガラガラと音をたてて歩行器を押しながら歩いてる少年が私の前を横切って行きました。

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なんか妙に気になったのですが...

別に声をかける理由も無いし、何て声をかけていいのか分からないので黙ってその少年を見ていました…

少年は辺りをウロウロして、たまにコチラをチラチラ見ていたような気がしますが…

そのままエレベーターに乗って行ってしまいました。

多分私と一緒で眠れないのかな?と思いながら、何故か妙に気になりました…

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入院二日目…

その日も朝から簡単な検査をしました。

検査の結果、別に問題無し。

昼頃、看護師さんが病室に入って来て…

「手術の準備で個室に移動になりますよ」

と言ってきました…

術後色々な機械が付けられ1日位動く事が出来なくなるので、個室の方が色々な意味で良いという理由でした…

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そしてその日の夜から食事制限があり…

夜9時から何も食べてはいけない事になりました。

水分も余りとってはダメで…

軽く水を飲む位は許されていましたが、結構辛いものがありましたね…

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入院3日目…

朝から点滴をされ…

手術の時間を待っていました…

その日は嫁が仕事を休み、朝からずっと付き添っていてくれて…

何故か私より緊張してたみたいです(笑)

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そして手術は無事終え、問題なく手術は成功。

術後動けなくなり、トイレにも行けなくなるので、尿管に管を入れられるのですが…

上手く入ってなかったみたいで、炎症が起きており、麻酔から覚めた時、凄くチ〇コが痛くて(笑)

看護師さんに向かって大声でチン〇痛いを連呼してました(笑)

全くもって下品な患者だと思われたでしょうね(笑)

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入院4日目

その日の内に、体に付けている機械は全部外されました…

尿管の管も外され自分でトイレに行き、小便をしてたのですが…

炎症が起きてたせいか小便をする度にチ〇コに激痛が走りました(泣)

2日位で治まりましたけど…小便タイムは本当に地獄で、小便をする度に痛さで叫びたくなりましたね(泣)

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そして機械が外れれば大部屋に戻される予定だったのですが…

私、持病を持っていまして…

その持病が発病してしまい、足首に激痛が走り、歩く事が出来なくなってしまったのです。

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歩けるようになるまで大部屋に移動する事は無理という事になり、ずっと個室に入院する事になりました。

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トイレは病室から出たら目の前だったので、なんとか自力でトイレ位は行けたのですが…

後はほとんど寝たきり、入院5〜7日目は寝たきりでしたね。

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そして入院8日目…

足首が痛くなってから4日目…

大分痛みが和らぎ、自力で手すり等を使って大分歩けるようになってきました。

すると調子にのって、私はまた消灯時間になると1階まで暇つぶしに行くようになったのです…

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また1階の自販機でジュースを買い、近くの椅子に座り、辺りを見回します…

相変わらず緊急外来の方には人がいるのですが...

その他の所には人影がありませんでした...

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私はまたジュースを飲みながら携帯をいじくっていると…

また何処から来たのか分からないのですが…

ガラガラと歩行器を押しながら少年が歩いてきたのです…

私は(あの時の子かな?)って思って気になったのですが…

別にその子に用事がある訳ではないし…

変に声をかけても、気味悪がられても嫌なので、ずっと目線を携帯に向け、携帯をいじくっていました。

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するとその少年が私の前に来るといきなり…

「眠れないのですか?」

と声をかけてきたのです…

ちょっとビックリして顔を上げると、少年が笑顔でこちらを見ていました…

「前もここにいましたよね?」

と間髪入れずに訊ねてきました、ちょっと面食らったのですが…

私は暇だし何もやる事が無いので少年の問に素直に答えました。

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「うん、眠れなくてね、君は?」

「僕も眠れなくて、毎日こうやって歩いてるんです…リハビリにもなりますし」

「そうなんだ…歩行器使ってるって事は足の病気か怪我で入院してるの?」

「違います…別の病気なんですけど、合併症で足が上手く動かせないんです」

「そうなんだ…大変だね」

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その後私はその少年と色々話をしました…

少年も暇だったみたいで夢中で私に話をしてきます…

少年の話によるともう5年位この病院に入院してるらしく...

内臓系の病気を患っていて、たまにしか家に帰れないみたいでした。

家は田舎の方にあり、農家をやっているようでした。

そして何かあったら困るから、父親が家に残り農業をやって、母親が病院の近くにアパートを借りて、パートで働きながらたまに見舞いに来て、少年の身の回りの事をやってくれてるみたいでした。

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私は(大変だなぁ〜)と思いながら、話を聞いていたのですが、ずっと病気の話だと色々と辛いので、私は他の事に話を換えました。

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色々な話をしました…

とりあえずお互い自己紹介して、少年の事、自分の事、世間話等、 色々話したのですが…

特に少年は食べ物の話、甘い物の話には興味を持ったみたいで…

私が何処のケーキが美味しいとか、何処のプリンが美味しいとか、そんな話をしたら少年は食べてみたいと言って夢中になって話を聞いていました…

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少年の話によると、少年の母親は見舞いにくるのですが…

車を持っていないらしく、行動範囲が決まっている為、持ってくる物も大体決まっていて…いつも同じ物ばかりだと言って、ちょっと不貞腐れていました(笑)

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私はちょっと可哀想になり、思わず…

「じゃあ今度何か買って持って行ってあげようか?」

と言ってしまいました。

すると少年は…

「え?いいんですか?」

と言ってちょっとビックリした様な顔で私の顔を伺っています…

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「全然いいよ、だから部屋番号教えて」

「部屋はちょっとマズイです、看護師さんに怒られます」

「何で?」

「あんまり見舞いの人は入れちゃダメなんです」

「え?じゃあ、こうやって病室から出てくるのもダメなんじゃないの?」

「だから消灯時間になったら看護師さんにバレないように出て来るんですよ」

「う〜ん?そうなんだ…なんか謎だけど…解ったよ」

じゃあ、俺明日、嫁さんが見舞いに来たらケーキとプリン頼んで買って来てもらうから、ここで渡そうか?、向こうに休憩室みたいのあるから、そこで食べたら良いじゃないの?」

「本当にいいんですか?」

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少年は凄い嬉しそうにこっちを見ています。

ですが私は色々考えました。

「かまわんけど、でもそんなに身体の調子悪いんなら、食事制限とかあるんじゃないの?」

「脂っこい肉とかは禁止されてるけど…ケーキとかは大丈夫です」

「本当に?卵とか使ってるからコレステロールだっけ?ヤバイんじゃないの?」

「大丈夫です…この前お母さんが買ってきてくれたケーキは普通に食べたし、看護師さんも、食べても大丈夫って言ってました」

「そうなんだ、じゃあ嫁さんに頼んでみるわ」

「ありがとうございます」

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そう言い終え、私はふと時計を見ました…

するとかなりの時間が経っていました…

「ヤバイもうこんな時間、君も病室に戻らないと看護師さんにバレたらヤバイんじゃないの?」

「そうですね、じゃあ戻ります」

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少年はそう言ってまた歩行器を押しながらエレベーターに乗って行ってしまいました。

私も部屋に戻る為、別のエレベーターで3階に上がり、自分の病室を目指しました。

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3階はエレベーターから出ると、目の前にナースステーションがあります。

そしてそのナースステーションの両側に廊下があり、その廊下を進むとナースステーションの奥に病室があります…

私の病室はナースステーションの右側の廊下側でした…

ナースステーションの横を抜けると右側に病室が並んでいて、

左側にトイレや洗面所、入院患者の寝間着やベッドに敷くマットレスや布団等が入れてある倉庫のような部屋がありました…

私の部屋の並びは全て個室になっていて、全て入院患者が入っていました…

そして私の病室はナースステーションから見て奥から3番目にあります…

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私はナースステーションの横を抜けると部屋に戻らずに、まずトイレに行きました...

小便をして部屋に戻ろうとしたのですが…

ナースステーションから見て1番奥の部屋、私の部屋の2つ隣の部屋の様子がちょっとオカシイ事に気付きました…

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見ると扉が開いていて中のカーテン(部屋の中を見えなくする為のカーテンです)が廊下にヒラヒラ出ていたのです…

普通消灯時間を過ぎると皆さん、入口の扉を閉めるし、扉が開いていても、窓でも開いていて風が入ってこなければ、カーテンが廊下に出てくる事もありません…

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私は不思議に思い少し見ていました…

すると、部屋の中から黒いゴミみたいな物が廊下に出てきたのです…

良く見るとゴミというか、灰というか…

そんな感じの物が部屋の中から勢いよく廊下に次々と飛び出してきていました…

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私は何だろうと思い近づこうとした時に、倉庫の方から看護師さんがやってきました…

私はちょっと様子がオカシイので看護師さん呼びました…

ですが…

看護師を呼んでまた奥の部屋を見てみると…

奥の部屋の扉は閉まっていて…黒い灰のような物も見えなくなっていました…

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看護師さんが近づいてきて…

「どうしました?」

と声をかけられたのですが…

もう別に異常は無く別に普段と変わらない状態になっていて…

私は「すいません何でもありません」としか答えられませんでした(笑)

看護師さんは変な顔をして…

「何かあったら呼んでください」と言って行ってしまいました。

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私は(オカシイなぁ?錯覚でも見たのかな?)と思い、部屋に戻りなんか落ち着かなかったのですがそのまま寝ました…

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入院9日目…

嫁さんが出勤する前に病室にやってきて私の着替えを持ってきていました…

予定より長く入院する事になったので、それの分でした…

私は半分寝ていたのですが、

少年との約束を思い出し、起き上がり嫁に…

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「あのさ、お願いがあるんだけど」

「何?」

「〇〇(店の名前)のケーキとプリンが食いたいんだよね」

「は?もう少しで退院出来そうなんだから、退院してからでいいぢゃん?」

「いや、急に食べたくなってさw」

「別にいいけど…じゃあ仕事の帰りに買ってきてあげる」

「頼むよ」

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私は少年の事は言えませんでした…

言ったら買ってきて貰えないような気がしたからです…

てゆーか普通は、昨日会って話したばかりの人に普通は買いませんよね(笑)

でも、なんか同情の念があったのかもしれませんが、何故か私はどうしてもあの少年にケーキとプリンを買ってあげたかったのです…

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嫁はいそいそと私の汚れた着替えをカバンに詰め込み…

「仕事に遅れるからもう行くね」と言って病室から出て行きました...

私は何をするでもなく、ベッドの上でゴロゴロして過ごしました...

すると昼頃でしょうか?

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廊下の方から

「お世話になってます〜、〇〇堂で〜す」

という声が聞こえました…

そして私の病室から出てナースステーションの反対側の廊下、黒い灰を見た病室のある方から、何か話合ってる声が聞こえてきました…

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〇〇堂とは地元の葬儀屋さんの名前です…

最初は病院で葬儀屋の名前を聞くのはなんかいやだなぁ〜って思ったのですが…

葬儀屋がこんな病棟に何の用なのかな?

営業ならわざわざ病棟の方には来ないし…

第一こんなナースステーションから離れた所で死人等でないだろと思ったのです。

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昔からヤバイ人はナースステーションの近くの部屋に入院させられると聞いていたので…

私がいる病室はナースステーションからかなり離れた位置にあったのです…

だから葬儀屋の名前を聞いても、あんまり気にはしませんでした…

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そして夕方…

丁度夕食の時間に嫁は仕事を終え病室にやってきました…

手には約束通り、ケーキの箱を持っています…

私はそれを受け取り、そのまま冷蔵庫にしまいました…

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「あと何か用事ない?」

「別にないかな、ケーキありがとね」

「別にいいんだけど、用事ないなら帰るよ、仕事で疲れちゃったから」

相変わらず嫁は用事を済ますと直ぐ帰ってしまいます(泣)

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夕食を終わらすと、後はやる事はありません…

消灯時間近くまで携帯をいじくり、後は寝る用意で歯を磨いたり、用を足したり…

そんな感じです…

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そして消灯時間になり、

いきなり病室を抜け出すと看護師さんに見つかるので、10時半位までベッドの中にいました…

いつも病室を抜け出すのは11時位だったので…

それまで携帯をいじくって時間をつぶしたのです…

そして10時半になったので、冷蔵庫からケーキの箱を取り出し、看護師さんにバレないように…ナースステーションから離れてるエレベーターで1階に向かいました…

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1階に降りるといつもの自販機の所に向かいます…

自販機の所まで行くと、もう少年の姿がありました...

「今日は早いね」

「なんか落ち着かなくて」

そう言って少年は私の手に持っている箱をじっと見ていました…

そしてここで食べさせる訳にも行かないので、私は休憩室みたいな部屋に少年と行きました...

相変わらず少年は歩きづらそうに歩行器を使って歩いています…

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休憩室に入り少年は歩行器から離れ、椅子に座り、私が差し出した箱を開け始めました…

中にはケーキが一個とプリンが一個入っていてスプーンとフォークが一個ずつ入っています…

すると少年は私の顔をジッと見てきました…

「両方共食べていいよ」

「いいんですか!?」

少年は凄い嬉しいそうな顔をして「美味しいです」を連呼しながら笑顔で食べていました…

私は近くの自販機に行きジュースを買って少年に渡しました…

少年は「ありがとうございます」と言ってジュースを飲み、あっという間に2つ共食べてしまいました…

そしてちょっと落ち着いたのか真剣な顔で色々な話をしてきたのです…

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少年は、この先ずっとこの病院で過ごさないといけないとか…

もう家族は見舞いに来ないかもしれないとか…

最初はなんかちょっと変な事を言ってくるなぁと思ったのですが…

余り病状がよくないからナーバスになってんのかな?って思ったのです…

ですが、至って真面目な顔で話し続けるので…

私は何のアドバイスをしてあげる事も出来ずに、ただ少年の話を聞いてあげる事しか出来ませんでした…

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それから小一時間位話をして私と少年は部屋に戻る事にしました...

少年は別れ際、私が退院するまで消灯時間になったら、ここで話相手になってほしいと言ってきたのです。

私は快くいいよって言ってあげると…

少年は笑顔で病室に戻って行きました...

私もそのまま部屋に戻り寝てしまいました…

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入院10日目…

ほぼ普通に歩けるようになってきていました…

とりあえず私は風呂に入りたくて看護師さんを呼びました。

しばらく動けなかったせいで、身体は痒いし、頭は脂ぎってるし、最悪でした。

ですが許可がでたのはシャワーだけ…

本当は風呂に入りたかったのですが…

シャワーだけでも入らないよりは全然マシなので、看護師さんにシャワー室の場所を教えてもらい、シャワー室に向かいました。

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シャワー室は部屋から出ると右側の1番奥、あの黒い灰が出てた病室の向かい側にありました…

私はシャワー室に向かうと何気なしにあの黒い灰が出てた病室を見ました。

すると…

そこは空き部屋になっていました…

最初は(退院してったのかな?)って思ったのですが…

なんとなく気になりシャワーを浴びながら色々考えてたのです。

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あの黒い灰を見たのは、

夜中、私が1階で少年と会話して戻ってきた時…

その時はまだ病室は使われていて、名前までは見ませんでしたが名札がありました…

そして次の日の昼頃

〇〇堂という葬儀屋がやってきました…

そして次の日の朝、今ですね、

空き部屋になっている…

(もしかして、あの黒い灰が出てた病室の人は亡くなったのかな?、いや多分それはないだろ…

だって黒い灰が出てた病室は、

ナースステーションから1番離れてる部屋、すなわち1番大丈夫な患者がいる部屋じゃないのか?)

私はシャワーを浴びながらそんな事をずっと考えていました…

でも考え過ぎかなとも思ってみたり...

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そして部屋に戻ると看護師さんがやってきて、今日の先生の診察で退院する日が決まると言って出て行ったのです...

その後診察になり、私は2日後に退院出来る事になりました。

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そしてその晩、

2日後に退院出来る事をあの少年に伝えたのです...

一瞬凄い残念そうな顔したのですが...

笑顔で「良かったですね」って言ってくれました…

その日も小一時間位会話をして解散しました。

明日が少年と会うのも最後になります…

それを考えるとちょっと寂しい気持ちになりました。

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入院11日目…

明日退院出来るとあって必要の無い物はまとめて、嫁が見舞いに来た時に持って帰ってもらいました…

あとは身の回りの細かい物だけ残して、退院の日を待ったのです…

結局持病のおかげ?で退院までずっと個室にいる事が出来ました(笑)

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そして入院最後の夜…

いつも通り消灯時間になると病室を抜け出し1階に向かいました…

そしていつものように少年と小一時間位会話をしました。

そして多分会うのが今日で最後になるねと伝えると、凄い複雑な顔になったのです…

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私は退院しても君が良ければたまに見舞いに来てあげるよと伝えると…

拒んでた部屋番号をあっさり教えてくれました…

「見舞いに来ても面会謝絶なら会えないんじゃない?」

「ちょっと位なら大丈夫だよ」

「…そっか…分かったよ、じゃあ今度ケーキでも買って見舞いに来てあげるよ」

「うん、ありがとう」

そう言って、別れの挨拶をしました…

そして部屋に戻ろうとすると少年が…

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「あの…気をつけて…この病院…最後の日が一番ツライから」

「え?どういう意味?」

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そう言って振り返ると、少年はかなり離れた所を歩行器を押しながら歩いていました…

私は一瞬、(いつの間にあそこまで歩いたんだろ?)と思ったのですが…

追いかけてさっきの意味を聞くのもなんとなく面倒くさくて…

そのまま自分の病室に戻りました…

ベッドに入るとあっという間に睡魔に襲われ寝てしまったようです…

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すると夜中ふと目が開いたのです…

時間は分かりません…

部屋の中は暗く感覚的にまだ夜明け前だと感じました。

そしてなんとも言えない違和感がありました。

自分の病室の中にザワザワと人の気配があるのです…

何か変だと思い、確認しようと体を起こそうとしたのですが…

金縛りにあい体が動きません…

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すると周りから色々な声が聞こえ始めました…

最初は何を言ってるのか解らなかったのですが…

次第にハッキリと聞こえ始めました…

『本当に退院していいの?』

『退院したらまたツライ日々が待ってるよ』

『私達とここにいた方が楽しいよ』

『働いてもツライだけでしょ?』

『私達と一緒にきたらツライ事なんてなくなるよ』

『ねぇ…一緒においでよ』

『帰っても嫁さんにこき使われるだけだよ』

『ここにいれば奥さんも要らないよ、若い女性はいっぱいいるし、何もしなくていいから天国だよ』

『フフフフフフ』

『アハハハハハ』

こんな声が部屋の至る所から聞こえ始めたのです…

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私は目だけ動かし周りを見ると部屋にはビッシリと人影がありました…

その姿は老若男女様々でみんな笑顔で私を見下ろしてます…

そしてその声は次第に私を洗脳していきました…

確かに退院してもツライ日々が待ってるだけ…

退院しても毎日仕事と家の往復、疲れるだけ…

入院してた方がなんもしなくて楽かも…

こんなにみんな笑顔でいられるのかも…

ここにいれば本当に天国みたいな生活が出来るかも…

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次第に私の頭の中はそんな考えでいっぱいになってきたのです…

すると私の足元に1人体格の良い男が立っていました。

その男だけは気味の悪い笑みを浮かべています…

するとそいつはおもむろに両手を上に掲げました…

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すると…

私の上から黒い灰がゆっくりと降ってきたのです…

灰はどんどん私の上に積もっていきます。

その間も周りの人は笑顔で私を見下ろし、誘惑の言葉を私に聞かせてきました…

そして私もだんだん意識が朦朧としてきたのです…

凄い気持ちのいい状態でした…

そして私はもう一度辺りを見回しました…

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すると…

1人だけ辛そうな顔をして、首を横に振ってる人がいます…

(あれ?)と思って見てみるとあの少年でした…

少年は口パクで『ダメ』と言っているようでした。

凄い悲しそうな顔で首を横に振っています…

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私はそれに気がつき我にかえりました…

ですが我にかえった途端凄い身体が重くなり身動きが出来ません…

必死に頭の中でまだ行きたくない…

家に帰りたい…

嫁を残して逝けない…

とかそういう事を頭の中で叫び続けました…

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すると黒い灰はどんどん重くなっていき、周りの人達の顔も一変して鬼の形相に変わっていきました。

『お前1人生きて帰れると思ってるのか?』

『あたし達をおいて退院するの?』

『あたし達はもうここから出られない』

『いつまでこのツラさが続くんだ?』

『苦しいぃよぉ、早く退院したいよぉ』

『何でお前だけここから出れるんだ?』

『私も連れてけぇぇ』

『俺も出してくれよぉ』

『苦しいよぉ』

『助けてぇぇ』

『何で退院出来ないんだぁ?』

『ギャー!』

『うわぁ〜!』

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そんな苦しそうな声が一斉に私に降りかかったのです…

私は辺りを見回した後、あの少年を見てみると、少年は口パクで『頑張れ、頑張れ』と言っていました…

私はとにかく心の中で、絶対帰る、お前らと一緒に行けない、私を待ってくれてる人がいるんだ、嫁を守っていかないとダメなんだ…

そんな事をずっと心の中で叫んでいました…

すると足元のあの体格のいい男が…

『こいつは無理だな』

と言って腕を下ろし、部屋から出て行きました...

すると他の霊らしき姿も、まるで部屋の外から掃除機で吸い込まれるみたいに勢いよく、部屋から出ていきました。

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私は汗びっしょりで飛び起きました...

見ると黒い灰はもうそこには無く、普通の病室に戻っていました…

なんか訳がわからなくて、しばらく軽いパニックになっていました…

あの人達は何だったのか?

あの少年が何故あの中にいたのか?

あの体格のいい男は誰だったのか?

あの黒い灰は何だったのか…

考えても解らない事ばかりでした。

私はそれから一睡も眠れずに退院の朝を迎えました…

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色々確かめたい事があったのですが、とりあえず退院手続きを済ませました…

そしてあの少年の元に行き、あの少年は何故あの中にいたのか確かめようと思ったのです…

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少年から教えてもらった病室へ向かいました…

少年の病室は5階の内科病棟です…

少年の言った番号の病室はありました…

個室で名札が付けられてます。

ですが…

名札を見ると別人の名前でした…

中を見ようと思ったのですが…

カーテンがあり、中が見れません…

仕方ないのでナースステーションで聞いてみようと思い、ナースステーションに向かいました…

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私はナースステーションで少年の名前をだして、病室を聞きました、すると看護師さんがファイルを持ってきて…

「すいませんが、そのような人は、入院患者の中にはいませんね」

「ウソ?ここに入院してるって本人から聞いたのですが…」

すると看護師さんは少し考え、アッ!と何かを思い出したビックリした表情で…

「〇〇君(少年)とはどういったご関係ですか?」

と聞いてきたのです…

「えっと…ちょっと知り合いですが...」

「はぁ...それだけではちょっと...今は〇〇君はもうこの病院にはいませんが」

「え?だって俺昨日〇〇君とこの病院で会ってますよ」

「は?どういう意味ですか?もういませんよ」

「いや、本当ですよ、私今日まで入院してたのですが、昨日の消灯時間に1階の自販機の所で1時間位話してます」

「…少々お待ちください」

そう言って看護師は他の看護師の所に言って何かを話してました…

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するとその話をされてた看護師がやってきて…

ちょっとついて来てください、と言って私をある部屋まで連れて行きました…

見るとちょっとした個室になっていて、個室の中には机と椅子がありました。

私はその椅子に腰かけました…

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すると看護師さんは…

「すいませんが〇〇君とはどういう関係か教えてもらえませんか?」

と聞いてきたので、今までの出来事(昨日の黒い灰の出来事以外)を話しました…

すると看護師さんは色々話してくれました…

少年は私が入院するちょっと前にこの病院で亡くなっていました…

看護師さんの話によると、少年は長い間この病院に入院していて、リハビリ等も頑張ってやっていたそうです。

そして退院出来るまで回復に向かっていたらしいのですが…

退院する日の朝方に体調が急変して、そのまま亡くなってしまったらしいのです。

そしてその看護師さんは少年の担当の看護師さんでした…

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私はちょっと信じられませんでした…

少年は最初からこの世の者ではなかったのです…

私はこの世の者ではない人にケーキやプリンやジュースをおごってしまったのです…

信じられないでしょう?

私も信じられません…

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最後に看護師さんにその少年の家や御家族の連絡先を聞いたのですが…

個人情報保護法で教えてもらえませんでした…

暇があれば線香やケーキ等を買ってで供えてあげたかったのですが…

あの少年がいなかったら、死神みたいなのに連れていかれて、私は死んでいたかもしれません。

もしかしたら、多分あの少年も死神に連れていかれてしまったのかもしれません…

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怖い話でよく病院には、死神がいるって話を聞きますが、本当にいるのかもしれませんね…

病院というのは、ちょっと普通の場所とは違う空気が流れてるような気がします。

死神に狙われたら、病気とか健康とか関係無いのでしょうか?

何故死神は私を狙ったのでしょうか?

そして何故少年を連れて行ってしまったのでしょうか?

色々考えても解らない事だらけで、謎だけが残る体験でした…

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Kosaku.tt様
コメントありがとうございます。
少年に好かれたは分かりません…
少年はもしかしたら病院をさ迷っていて、たまたま暇そうにしてた私に声をかけたのではないのでしょうか?
私は余り子供とかからは好かれた事ないですからね(笑)

私の兄も幽霊等を怖がったり、恐れてはいけないと言っていました。
兄は私より霊感が強くて色々な体験があるみたいですが、余り怖い事は無いそうです…

私はヘタレで直ぐにガクブルしてしまうのでどっからそんな勇気が出てくるかわかりませんが。

また投稿したいと思いますので、またその時読んでくれたら嬉しいです。

怖くて、でも悲しい体験ですね。
作者さんの事を気に入ったのでしょうか?
私の母は病気で働いていたそうですが、確かに不思議な事はよく起こったそうです。でも、不思議と怖いことは一度もなかったそうです。怖い、と思わなければ相手は敵意を向けないのかもしれませんね。

しいたけ様
コメントありがとうございます。
少年は私の事をどう思ってたのかは判りません…でも好かれてたのなら嬉しいですね…
私は彼が助けてくれたと思っているし本当に感謝しています。
1日数時間、本当に短い時間の会話でしたが…彼の姿は本当に幽霊とは思えなくて、普通の生きてる人とかわりませんでした。
とても不思議な体験でしたが、思い出すと怖さより悲しみがこみ上げてきます。
私にとっては特別な体験です。

少年は作者さんが大好きだったんでしょうね…怖くて切ないお話でした。

あゆ様
コメントありがとうございます。

入院は本当に暇です…病室で1人で居ると何もやる事ないですからね、話相手が本当にほしくなるんですよ。
夜の外来は本当に不気味ですよ、昼間は人が多く話し声や人を呼ぶ声等色々な声や音がありますからね、普段そういう風景を見てるから余計に静まり返った外来を見ると不気味に感じるのかもしれませんね。
私は人が亡くなったりしても、余り泣いた事とかないんですよ…悲しい気持ちはあるのですが、涙は出てこないのです…
ですが…退院して自分で車を運転して帰ったのですが…帰りの車の中で大泣きしてしまいました。
少年に対して感謝の気持ちと、何故私の前に少年が姿を表してくれたのか?とか、少年は今でもあの病院をさ迷っているのかな?とか、少年は凄く寂しかったのではないか?とかそんな事を考えたら涙が自然と出てました。
ちょっとお恥ずかしい話なんですけどね…

結構不思議な体験を、経験してるので機会があればまた書きたいと思います。
その時も読んでくれたら嬉しいです。
ありがとうございました。

不思議な怖い体験をされたのですね((.;゚;:Д:;゚;.))
ワタシも旦那サンが事故で入院して毎日お見舞い(暇らしく来てくれ言われまして)に行きました。

旦那サンも暇らしく夜中に抜け出し喫煙所に行き「何か夜の外来は不気味」っ言ってました。

退院したいのに出来なく亡くなった方々が悪霊になって仲間?を増やそうと妬みから現れたのでしょうか(  Д ) ゚ ゚

少年は自分のような人を増やしたくなく助けてくれたのですね。何とか成仏してまりいたいです。

病院や入院がトラウマになりそうな恐怖体験でしたね。
その後健康に過ごされてるなら良いのですが♪

次回も貴重な体験談楽しみにしてます。