短編2
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とある廃墟での話

ある時、自分と友達はある廃墟に侵入する計画を練っていた。 その廃墟はマンションの廃墟で、偶然、自分が自転車で前を通りかかった時に見つけたものだった。

釈明しておくが自分達はただ、廃墟の雰囲気が好きなだけで、破壊行為などは一切行っていない。だが、昼間から入るのも目立つだろう、と言う理由で学校帰りの夕方に入ろう。ということになった。

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夕方、現地に着き、計画通り侵入する。そこは高台にあるので入ると夕陽がきれいに見えた。

「ああ、いいかんじだなぁ。」

「だなぁ。じゃあ、まずここから見よう」

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マンションは三棟あり、一番奥から見て行く事になった。

だが、友達の様子が少しおかしい。何かに警戒しているようにしきりに辺りを見回している。

「どうしたんだよ。誰かいたか?」

「いや、別に。ただ・・・。」

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「どうしたんだよ。言ってくれよ。」

「突然だが、お願いがある。今からこの廃墟を見て行く時、俺の指示に従ってくれないか?」

変なお願いだと思ったが、受け入れ、廃墟散策を再開することにした。

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そして、最後の棟を見に行こうとした瞬間

「止まれ!それ以上、先に行くな‼︎」

という友達の声が響いた。

振り返ると、何時になく真剣な表情をした友達がいる。

「早く出るぞ!これ以上は危険だ!」

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その瞬間、何かに見られてる。という感覚に襲われた。そして寒気が止まらない。そして、気配が、だんだんと近くに来ているのを感じた。

友達と自分は猛ダッシュで外に出た。

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外に出ると

「あまり、廃墟の方は見ないで。まだ、俺らのこと見てるから。」

と言われた。

「何が居たんだ?」

「若い女の人が居た。俺らのこと、じっと見てた。あと、その人はこの世の人じゃあないよ。」

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そいつはその後、自分には霊感があること。さっきはそこそこ危ない状況だったこと。などを話してくれた。

「あれはそんなに強いタイプじゃあないから自分のテリトリーからはでて来られないよ。でも、もう一度そこに近づけば、確実に何かされるね。された後、どうなるかはわからないな」

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その後、その廃墟について調べてみるとそこはかつて社員寮で、自殺や精神異常者が絶えないため、閉鎖された建物だったのだそうだ。

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どうやら、自分達はその建物に入り、そこの「人々」を騒がせ、怒らせてしまったらしい。 本当は花の一つでも供えに行きたいが

「死んでも良いなら行ってもいいんじゃないか?」

という忠告で、いまだお供えには行けていない。

Concrete
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>>あゆさん コメントありがとうございます!
確かに解る、といっていましたねえ。笑
家の中でもたまに見える、て言ってましたよ・・・。やっぱり、見えない方がしあわせかもしれませんね笑

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廃墟ですかっ(*゚Q゚*)ドキィー

ワタシも学生の頃行きました。ワタシ0感なのですがチキンハートで...友達は多少霊感ありだったので普通に
「そこオッサン居てガン見されてるから気付かないフリしてし♪」
などと明るく言われたりで...友達が普通過ぎて怖かった(-ω-;)

見える人には悪い者か無害かわかるらしいですね。友達は普通にいつも見えるからいちいち気にしてられないと言ってました。

ワタシ0感で良かったす(o゚ω゚)チーン
毎回見えたら怖くて...

身近なお話でリアルに怖かったです。

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