短編1
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同級生

ある時、同級生が死んだ。 病気だ。 高校に入学した時から、たしかに休みがちだった。

でも、死んだのはあまりにも突然の事だった。

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別に仲が特に良かった、というわけではなかった。だが、どこか寂しい。物足りない。そんな感覚によくなった。

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そして、一周忌の日。学校である事件が起きた。だれもいないはずのトイレから物音がする、というのだ。行ってみても誰もいない。その後、誰からともなく全員が「あの子の一周忌だったから、きっと帰ってきたんだ。」と言う結論に落ち着いた。いま、考えてみれば不思議な事だった。

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そして今年の二周忌の日。自分はベランダで布団を干していた。もう、寒い季節だった。そこへ、どこから来たのだか季節はずれの真っ白な蝶が飛んできた。ひらひらと、自分の近くをしばらく飛んだあと、いつの間にか居なくなってしまった。不思議と懐かしい気持ちになった。きっと、また会いに来てくれたのだろう。

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久しぶり。また、何処かで会おうな。

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>>upaさん ありがとうございます! 正直、言い回しとか結構不安だったので嬉しいです!不思議な事が何故か周りでよく起きるので書いてみようかと・・・。

Kosaku.tt様のお話、全て読ませて頂きました!!
単刀直入に言います!!
文構成が読みやすくて私は好きです♪
短いけど物語になっていて、言い回しなども分かりやすく、非常に読みやすかったです♪
全て実話なんですね…、廃墟のお話怖かったです~(;_;)
次回作、お待ちしております(*゚▽゚*)

>>あゆさん
コメントありがとうございます!そうだと嬉しいです。実は、どうしても用事が入って、お葬式に行けなくて・・・。ずっと、心残りだったのですが、少し楽になった体験でした。

蝶々になって会いに来てくれた..きっと作者様を良い同級生と思っていたのですね。
怖いけどホンワリしました((*´∀`*))