短編2
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プロポーズと約束

「ねぇ…まだ起きてる……?」

「あぁ…俺はまだ起きてるぞ…」

「よかった…もう寝ちゃったかと思った」

「嫌だなぁ…お前が寝るまで、俺が寝るはずがないだろ?」

「ふふっ…そういうところ、私好きよ…」

「そうかい。それはよかった…」

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そんな内容が薄い話を2人は続けている。

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「…今日も夜空が綺麗ねぇ…」

「…そうだなぁ…いつ見ても綺麗だなぁ…」

「そういえば、あの日もこんな夜だったはねぇ…」

「…あの日…?…あぁ!あの【運命の日】かい…?確かにこんな夜空だった気がする…」

「あの日がきっかけで私たち、付き合い始めたのよねぇ…」

「そうだなぁ…。…そうだったなぁ…」

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2人は過去を思い出しながら話を続ける。

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「…あなたが私の家まで来て…。そんなあなたの手には、赤い薔薇の花束…。とても嬉しかったのが最近のようだわ…」

「そんなこともあったなぁ…。お前の驚きと感動が混じったようなあの表情。

今でも覚えてる…」

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男は今にも泣き出しそうだ。

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「…ねぇ。また私にプロポーズしてみて。

あの日みたいに…」

「…あぁ。分かった…。よく聞けよ?

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【僕は、あなたのことが大好きです。どうかお付き合いください!】」

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ピーーーーーーーーー

機会音が無慈悲に鳴り響く。

「おい…?」

返事はない。

「おい…なぁ…返事ぐらいくれよ…」

彼女は静かに笑っている。

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その姿を見て、男は膝から崩れ落ちた。

目からは涙を垂れ流している。

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…暫くの時間が経っただろう。

男は、おもむろに立ち上がりこう言った。

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「僕は言ったよな…。【お前が寝るまでは、僕は寝ない】って。」

「その約束を、今果たしてやるからな」

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男は、病院の屋上にへと足を運び始めた。

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閲覧数コメント怖い
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白夜叉さん。
怖いありがとうございます。

yjkmrnkssnさん。
怖いありがとうございます。

ponyさん。
怖い&コメントありがとうございます。

そうですよね。
どんな人でも愛する人と離れ離れになってしまう状況になると、悲しいものですよね。

もし、この話と同じようになった時は…。
そういう事を考えて、胸が苦しくなる…。
やはり、愛っていいですね!

あゆさん。
怖い&コメントありがとうございます。

あゆさんの旦那さんは
いい旦那さんですね〜!

私はまだ高校生なので、愛についての話をするにはまだ未熟だと思ったのですが…。

少しでも感動していただき幸いです。

すいれんさん。
コメントありがとうございます。

そうですね…
長編にすればよかったのかな〜と今になって思ってきているところで…

ちなみにこの話は30分で作った話ですw
ですからもう少し考えて、この話を長編にする時間があったのは事実なので…w

切ないですね
でも愛する人と離れたくないって気持ちは誰もが持っていると思います
私も同じ状況にあったらと考えると胸が締めつけられる思いです

懐かしい..
ワタシもダンナさんにこんな甘いこと言ったり言われたりでしたッ!
愛って色々形ありますね(* _ω_)...
死も究極の愛なのかな..
相手にはわからないけど..

良い悲しいお話でした。

もっと長いストーリーにすればとてもいい話になっちゃう気がします!

感動ものですね!
とてもよかったです!

kalmaさん。
コメントありがとうございます。

最初怖い話になる予定だったのが、話の構想の部分で、何故か感動系の話になってしまいましたw

涙腺が…( ;∀;)

3回目の投稿です。

よかったら、ご覧ください。