中編3
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女の行方

二ヶ月程前の話

自分はインフルエンザにかかり、一人寂しくアパートで療養していた

独り身の病気療養程、寂しいものは無く、友人達へ片っ端に病気だと連絡し、

その日の内に、よく心霊スポットを一緒に回った友人が見舞いに来てくれた

嬉しかった

友人

『おい!死んでるかー?』

自分

『死にかけてる程度だ』

他愛のない挨拶をして

友人はドカドカ上がってきた

自分のアパートは

古いのもあるが、鍵をかけてもノブ?を上下に激しくガチャガチャすると鍵が開くという、何とも犯罪に優しい施錠

以前友人が自分を驚かせようとガチャガチャしたら鍵が開き(壊れた?)、それ以来友人が来ても、自分がウェルカムしなくても入れるので、友人は勝手に上がってくる

その友人は、酒と煙草の差し入れと

嫌な話を持ち込んでくれた

友人

『親友に秘密とは水臭い!お前はいつ、女ができたんだ?』

自分

『…2年前にはいたぞ?』

友人

『隠すと為にならんぞ?』

おかしな話をしだした

友人

『いや、アパート来たときこの部屋から女出てきたから…てっきり』

自分

『鍵掛けてあったし、お前来るまで一人だったよ?』

友人

『ショートカットのスカートはいた女…嘘ついてないよな?』

自分

『いや、自分知らんし…

やめろよ…病人いじめんな…』

心霊スポットにはよく行くが、自室は最後の砦…では無いけど、そういうのとは無関係で有りたかった

友人

『目の前すれちがったけど顔がどうしても見えなくてなぁ、うつ向いてる訳でも無かったのに、

…てことは、アレか…?』

友人が確信をつこうとしたその時

『バタンッ』

自分等は凍りついた

友人

『誰…?』

少し沈黙し、友人が

『俺、帰る…』

自分も一緒に帰りたかった(友人宅へ)

そんな話聞いて、

閉まっていたドアが閉まって…

体弱ってるし襲われたら…(正直テンパってた)

自分

『あ?あぁ…またな…』

テンパってたせいか、裏腹な言葉が出ていた

友人

『効くか解らんけど塩撒いとくわ』

自分

『よ宜しく…悪いな…』

その後バサバサ塩を撒く音がし、声もかけずに友人は足早に帰ってしまった

鍵を掛けようか迷ったが、その女に出会しても嫌だったのでそのままにして寝た

朝方、携帯がなった

ダルい体を起こし、まさか…と思ったが当たった

友人からの電話だった

友人

『連れてきちまった…』

自分

『例の女?まじかよ?塩が効いたか?』

友人

『いや、わからん。

夜トイレ行ったら玄関に立っててよ…部屋には来ない様だけど、頼む!

うちに来てくれ!』

自分

『…塩もっていくわ…』

病気で、ダルかったが、自分の見舞いのせいもある…

変な責任を感じ友人宅へ向かった

だが

女はいない

静かな朝を迎えた友人宅のアパート…

朝だから消えたんだと思った

自分

『京介だけど来たよ

開けてくれ〜』

友人

『よっ!よく来たな!』

やけに明るい友人

自分

『…女は?てか俺見えないし』

友人

『それが…新聞屋についてったよ(笑)』

友人曰く、自分がつく前に新聞配達が来たらしく、

何と無く部屋の窓から覗いたら、その新聞屋のバイクの後をついていったらしい

その後、その女を見ることは無い様だ

どこまで本当か自分には解りかねる

ただ友人はよく見えないものを見て騒ぐ事がしばしばある

本当の話なら、まだ女はダラダラ他の人んちを出入りしてるのか…

何がしたいのか解らない

何のオチもない話で申訳無い

以上です

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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