短編2
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事故で得たもの

これは友人から聞いた話

自分(京介)と出会う前、まだ心霊には興味がない時に体験した話の様で、彼にとって忘れられない出来事

電車で帰宅途中、人身事故があった

広○〜村○区間でおじさんが走行中の電車に飛込んだ

友人は先頭車両の運転席の真後ろにいた様で一部始終を見守っていた

実に衝撃的で、開いた口が塞がらず、車内にいた女性の悲鳴で我に返り

何も出来ずパニックになりかけてる車内から、転がっているおじさんを見ていたそうだ

(死んでるよな…アレ…)

そう考え、下をうつ向くとボンヤリとおじさんの顔が足元にあった

ウワッ…?

ふと電車の外を見る

転がっているおじさん

何だよコレ…?

また足元を見ると、おじさんの顔はパクパク金魚の様に動かし何かを話そう?としていた

(いや、解らんし…気持悪)

そう思うと、顔は消えたそうだ

その後、おじさんは片付けられ数日間は花がたむけてあったが、友人曰く、まだ現場におじさんは転がっているそうです

怖い話とは若干異なるが、その出来事から友人はチラチラあり得ないモノを見るようになったそうだ

今では心霊スポットに行くには欠かせない存在の友人

この友人の側に居ればいつかは幽霊を見ることがあるかもしれない

影とか実体の解らないモノではなく

これが幽霊か!

と納得してしまうモノを見てみたい

そう意気込んでも実際はビビってしまう気の弱さが悲しい

以上です

失礼しました

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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